*book*
□Sweetly night
1ページ/8ページ
僕は今日、マイと結婚した
絶対ありえないと思ってたんだけど、人生ってどう転ぶかわからないよね、ホント
そして今、時刻は23時
いつもならまだ仕事の時間だけど、キャシーが、初夜だからとかいって余計な気遣いしてくれたせいで、マイは僕の家のベッドの上にいる
もちろん、僕も同じベッドの上に……
「そういえば、あたしたち小さい頃から知り合いなのに、一緒に寝るの初めてだね♪」
全く……マイは、これから何をするのかわかって言ってんのかな
「マイ……君さ、若い男女が結婚初夜に一緒に寝るってことが、どういうことかわかってる?」
そう言ってやると、マイは全く緊張感のない顔をして自信満々に言い返してきた
「わかってるよっ!
あたしだってもう子供じゃないんだからね!」
「どうかな
キャシーとシーラあたりに無駄な知識埋め込まれたんじゃないの?」
「うっ……
バレた……」
やっぱり……
「でもっ、どういうことかも理解したし、ちゃんと覚悟だってあるんだからっ!」
マイの目は真っ直ぐ僕のほうを向いていた
……マイを少し子供扱いしすぎてたかもしれない
「じゃあ……いくよ?」
「う、うん……!」
こうして僕たちは、お互いの唇を重ね合わせた