♪いろいろ企画箱♪
□ハグ1:アトモスとエースでハグハグVV(じょず師匠)
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「ううー、寒いー!!」
激しく雨が降り、雷が轟く。甲板に様子を見に行っていたエースは、びしょ濡れの状態で部屋に戻ってくる。
「…何故、外に出たんだ?様子くらい見ずとも分かるだろう」
呆れた顔をして、ゆっくりとアトモスは立ち上がる。手慣れた動作でコーヒーをコップに注ぐと、テーブルの上に置く。
「…ほれ、飲め」
「お、アトモス、ありがとな!」
「うおっ!だ、抱き着くな!」
エースは笑顔でアトモスに飛び掛かると、腰に手を回して抱きしめる。
「はー、温かいな…」
「…悪かったな、脂肪が多くてよ…」
「怒った?」
「ゆ、指で腹をグリグリすんな…」
「照れてる?」
「お、お前…か、からかうな!」
「へへっ!」
エースは素早く身を翻してテーブルに置かれたコーヒーを手に取る。
「熱っ…いただきまーす!」
「…全く、困った末っ子だな…」
アトモスは目を細めると、静かにコーヒーを口にした。
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