♪いろいろ企画箱♪

□ハグ1:アトモスとエースでハグハグVV(じょず師匠)
1ページ/1ページ

「ううー、寒いー!!」

激しく雨が降り、雷が轟く。甲板に様子を見に行っていたエースは、びしょ濡れの状態で部屋に戻ってくる。

「…何故、外に出たんだ?様子くらい見ずとも分かるだろう」

呆れた顔をして、ゆっくりとアトモスは立ち上がる。手慣れた動作でコーヒーをコップに注ぐと、テーブルの上に置く。

「…ほれ、飲め」

「お、アトモス、ありがとな!」

「うおっ!だ、抱き着くな!」

エースは笑顔でアトモスに飛び掛かると、腰に手を回して抱きしめる。

「はー、温かいな…」

「…悪かったな、脂肪が多くてよ…」

「怒った?」

「ゆ、指で腹をグリグリすんな…」

「照れてる?」

「お、お前…か、からかうな!」

「へへっ!」

エースは素早く身を翻してテーブルに置かれたコーヒーを手に取る。

「熱っ…いただきまーす!」

「…全く、困った末っ子だな…」

アトモスは目を細めると、静かにコーヒーを口にした。

<END>

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ