♪いろいろ企画箱♪

□(旧)ハグ2:でぃ〜ぷはぐ!!
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白ひげ海賊団の航海に欠かせない船匠の1人、ブラメンコは船の修理にかけては右に出るものはいないのだが、こと家具などに関してはもう1人の船匠、キングデューに軍配があがる。
作れないという訳では無いのだが、一言でいうと装飾のセンスが皆無に等しいのだ。故に、私用の小物などの作成を頼む者はいない。ただ1人、スピード・ジルを除いては。。。



「ブラメンコ〜!前作って貰った髭剃り入れ最高だぜ♪ありがとな!」
軽い足取りで近付いて来たジルにブラメンコは満面の笑顔で出迎えた。
「お〜気に入って貰えて嬉しいよぅ!そう言ってくれんのお前だけだもん」
「そうか?俺は好きだぜ!なんだ、あのブタちゃんレリーフって言うのか?超イカしてるじゃねえか!」
ジルの言葉にブラメンコは嬉し涙まで浮かべ飛び上がって喜んだ。そして再び礼を述べジルを全力で抱き締め・・・過ぎたというのか事故が起きたと表現すべきか、その瞬間、ジルはブラメンコの腕から姿を消してしまった。

そう、ブラメンコの持つ何でもポケットに誤って吸い込まれてしまったのだ。
ブラメンコは血相を変え、ポケットに手を突っ込んだ。
「あぁ〜やっちまった!ごめんよジル〜!どこだ、どこだ・・・あ、いた!」
ブツブツ呟きながらブラメンコは勢いよく手を引き抜く。その手には足を捕まれ、放心状態になっているジルの姿が・・・

ブラメンコは、若干埃を被っているジルの身体をパンパンはたきながら安否を尋ねた。
無言で首を縦に振るジルに、ブラメンコは意味深な笑顔でトドメの一言を放った。
「ごめんよジル。あ、中で経験した事は誰にも言っちゃ駄目だよ。二人だけの秘密ね!」
ジルは背中に脂汗をたらしながら、しばらくブラメンコには近付かないでおこうと心に誓ったのだった。
<END>

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