♪いろいろ企画箱♪
□ハグ4:「名物ハグ」(はつじろー様)
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『えーすぅ〜……』
「ん?…あ、ナミュ……Σ!!?」
名前を呼ばれ 振り返ったエースは、目の前の光景に驚愕した。
自分よりも一回り…いや、二回り程身体の大きなナミュールが、自分の背後に立っていた。
それだけならば驚く事もないが、人間の10倍の力を持つ両腕を広げ エースの頭上目掛け両手を振り下ろしてきたのだ。
反射的に全身に炎を纏い飛び退いたエースだが、そこは魚人…腕のリーチが違う。空振りした腕を素早く伸ばし、意図も簡単にエースの足首を掴んだ。
「な、何すんだよっ!」
『うへへへ〜…』
仲間を火傷させてはいけない…と慌てて炎を引っ込めたエースは、逆さ吊りのままナミュールを睨み付けた。
ナミュールはへらへらと笑い エースの身体を頭上高く放り投げた。
「Σどわっ!?とっとっ…!!」
エースは再び炎を纏い 身体を丸め回転をしながら落下していった。
着地の瞬間に身体を伸ばし 足から着地しようとしたが、その瞬間を狙っていたナミュールが素早くエースの脇腹に両腕を差し入れそのまま……
‐ぎゅむううぅぅぅ…‐
‐メキッベキバキボキッ…!!‐
「Σギャアアアアアァァァ━━━━━━!!!!!!」
『だいすきぃ〜えへへ〜…』
エースの身体を力の限り抱き締めたのだった…。
(ハハッ、どうだ?白ひげ海賊団宴名物…覇気を纏ったハグはww)
(ぜ…全身の骨が砕けるかと……orz)
(ナミュールは酒癖が悪ぃからなぁ〜(笑)
(あ、居たぁ〜…さっちぃ〜)
(Σうわっ!?ナミュちゃんはコッチに来ちゃ、めっ!!)
(うひひっww)
<END>