管理人の宝箱

□財宝2:ベポマル(後半)
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1「まず…初っ端からパンツ一枚にされたよい」
ベ「ああ、つなぎを作るためでしょ!?」
1「こだわりがあるみたいだい…色々なところを計られたよい…」
ベ「ふーん。でも、似合っているよ、つなぎ!」
1「そうかい?…で、計った後は、部屋に案内されたんだい。そこには、ジャンバールって奴がいたよい」
ベ「ジャンバール!おれより下なんだよ?」
1「あいつ…雰囲気がジョズに似ていたよい」
ベ「ジョズ…ああ、厳つい鎧の人!!」
1「入るなり『おれは、ジャンバール。奴隷じゃないぞ。今は、ここで世話になっている、宜しく』って言われたよい。あいつ、何かあったのかい?」
ベ「…人の過去に対して余計な詮索はしない…大事だよね!」
1「悪かったよい…まあ、その後は『特製ベポ弁当』を食って寝ただけだい。初日は良かったよい…初日は…」
ベ「何かあったの?」
1「次の日は、ローに『不死鳥になれ、不死鳥屋』なんて言われたよい。そして、人体実験をされたよい」
ベ「実験?」
1「ああ。鳥の餌を食べさせられたり、求愛させられたり、抱きつかれたり…」
ベ「キャプテン、おれ以外にするなんて…」
1「え?」
ベ「あ、何でもないよ!それで?」
1「終いには、身体をバラバラにされたよい。それで疲れたんだい…」
ベ「そうなんだー」
1「ローから『礼に弁当やる』って言われたが、あいつの『オペ弁当』は気持ち悪い感じがしたよい…」
ベ「でも、味は美味しいでしょ?見た目はアレだけどね」
1「ああ…」
ベ「流石はキャプテン!アイアイー!!」
1「これが、おれの一週間だい。得たのは、徒労感と、このつなぎだけだい」
ベ「おれは楽しかったなあ。あ、続きを話そうか。えっとね…眼鏡の隊長がバズーカでホットケーキを作ってたんだよ。おれが『食べていい?』って聞いたら『おれのだよ』って小さな隊長が持って行っちゃったんだよ!!ケチだよね」
1「クリエルとハルタだろい…相変わらず楽しそうな事しているよい…」
ベ「うん、楽しかったよ!他には、お風呂で潜水してた隊長にびっくりさせられたし、そこで盗撮されたんだ!」
1「ナミュール…ブラメンコ…。ブラメンコは後でカメラを破壊しとくよい…何する気だい」
ベ「マルコは良く分かってるなあ。うん!あ、ブラメンコからマルコの写真を見せて…」
1「記憶から消せよい」
ベ「えっ?」
1「消せよい!」
ベ「あ、はい…ごめんなさい…」
1「分かれば良いよい」
ベ「怖い…何だかキャプテンに会いたくなっちゃったよ…だから、もう行くね!あ、名前が出なかったイゾウやスピード・ジルにもよろしくって言っておいてね!」
1「ああ…。おれからは、サッチやブラメンコには、宜しくしとくよい…」
ベ「バイバイ、またね!」
1「ああ…」



その後、ベポは一週間分の頭なでなでをローからしてもらったという。

一方

リーゼントと太鼓隊長には血の惨劇が降り注いだとか、降らないとか。

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