めいん2

□三成「清正が義兄相姦ものの艶本を隠し持っていた……」
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三成「清正が義兄相姦ものの艶本を隠し持っていた……」




清正「まさか…」
三成「…」ビクッ
清正「見たのか…」
三成「……」コクン
清正「あれは、だな……」
 


三成「うわああああ!!清正が、清正が怖いぃ!」ガタガタ
清正「誤解だ!誤解だから!」
三成「清正に犯されるっ!!」ブルブル
清正「やめろ!」
清正「…ご、誤解なんだ!」
三成「そうなのか……?」
清正「ああ」
三成「では、あの本は貴様の所有物ではないのだな?」
清正「いや、それはまぁ、俺のなんだが……」
三成「お、犯される! お虎に犯されるっ!」ガタガタ
清正「ち、違う!」
三成「お、お前も男だから、様々なものに興味を持つだろうし、その…興味を持つ事自体は否定はしない」ビクビク
清正「……ああ」
三成「そ、それに俺は、お前の興味関心について偏見を持ったりはしない…」ブルブル
清正「……おい、三成?」
三成「な、何だ!?」ビクゥッ
清正「それなら何故、距離をとるんだ?」
三成「だって怖いもん!絶対犯されるもん!」ガタガタ
清正「あまりの恐怖に口調まで変わってるぞ!!」
三成「凄くマニアックな方法で犯すのだろう!?」
清正「そんなことするわけないだろう!!」
三成「小さい頃共同寝室だった部屋に連れ込まれて『あの頃からずっとこうしたかったんだぜ……?』とか言われながら犯される!」
清正「抜粋するのはやめてくれ!さっきの本から抜粋するのはやめてくれ!」
三成「なんか義兄相姦特有のマニアックな言葉責めとかするつもりなのだろう!」
清正「するわけないだろ!もうやめろ俺のライフはゼロだ!」
三成「『子供作って本当の家族になろうな?』とか言いながら犯すつもりなのだろう!」
清正「そんなシーンの抜粋やめろ!音読やめろ!」
三成「清正がマニアックな言葉責めを身につけてるぅう……!」


三成「…とにかく、お前はそういうマニアックなプレイをしようとしているのだろう……?」
清正「違う!そういうのではない!」
三成「さ、さらにマニアックな……?」
清正「そうじゃない!というかさっきお前が言ったようなのは義兄相姦ものでは全然マニアックの範疇じゃないぞ!」

三成「……え?」
清正「……あ」
三成「……あ、あれくらいは、基本ということなのか?」
清正「なんでもない!さっきのはなんでもない!」
三成「正直、先程のでもかなり危険なところを抜粋したつもりだったのだが……」
清正「頼む、聞け!さっきのは間違いだ!」
三成「もうあれくらいでは、満足できないんだな……?」
清正「やめてくれ!」
三成「清正がどんどん遠くに行く……」
清正「遠くに行ってるのは俺じゃない、お前だ三成……物理的に距離をとってるじゃねえか……」
三成「だ、だって犯されてしまうから……」
清正「しないって言っているだろう!」
三成「接し方が悪かったのだろうか……知らず知らずのうちに横暴すぎる態度を取ってしまったのだろうか……」
清正「やめろ!話を重くするな!」
三成「子飼いの将で一番武芸も頭脳も優秀で自慢の義弟と思っていたのに……」
清正「このタイミングでそれはやめてくれ!もっと違う時に聞きたかったぞ!!」
三成「で、でもプレイ的な見地から言えばその思いすらも興奮の材料に……?」
清正「やめてくれ!嗜好を探るのはやめてくれ!」
三成「だ、だがさっき言ったくらいはもう基本なのだろう?」
清正「間違いだ!さっきのは無しの方向で!」
三成「とすると思い出の場所とかそっち系に行かざるを得ないだろう……?流石に野外は駄目だが部屋ならまだ……」
清正「何でちょっと協力的なんだ!?さっきまで犯される!とか言っていたろうが!?」
三成「さ、逆らったらもっと酷い目にあう……」
清正「そ、そういうことか!いや、しないからな!」

三成「で、では面と向かって言ってくれるか……」
清正「何をだ?」
三成「『俺は石田三成を犯したいとは思っていないし、思ったこともない』と……」
清正「なんだその宣言は!?」
三成「言ってくれないと信用できないのだ!獣と同じ城になどおれぬのだよ!」
清正「獣とか言わないでくれ!」
三成「と、とにかく言ってもらえれば、安心できるかもなのだよ……」
清正「………」
三成「や、やはり虚偽の申告はできないのか?」ビクビク
清正「虚偽はない!」
三成「いいのだ!俺はお前を嘘つきにしたいわけではない!」
清正「その感じやめろ!」
三成「お前にその場限りの嘘をつかせるくらいならば、俺はお虎の嗜好と向き合うぞ!」
清正「わかった!言う!言うから!」


清正「えっと、な、なんだったか……『俺は』……」
三成「『俺は石田三成を犯したいとは思っていないし』 」
清正「そ、そうだったな。『俺は石田三成を』……」
三成「……ど、どうかしたか?」ビクビク
清正「あ、あのな、一応、一応確認なんだが……」
三成「な、何だ?」
清正「こ、この『犯す』の範囲は……?」
三成「!!」
清正「い、一応だぞ!!」
三成「そ、それはつまり範囲によっては……」
清正「一応だ!意外と二人の間で食い違ってるかもしれないだろ!お前とはすれ違うこと多いしな!!」
三成「範囲によってはありえるということなのか?」
清正「いや、だからその確認だ!」
三成「そ、そうだな。貴様の基準はちょっとアレだからな」
清正「アレとかやめろ」

清正「…じゃあ少しずつ確認していくか?」
三成「あ、ああ。ここでの『犯す』の範囲が広ければ広いほど、その……」
清正「……ああ」
三成「お前がさっきの宣誓をできなくなる可能性が上がるわけだな」
清正「いやまあ、多分というか絶対大丈夫だがな!」
三成「そ、そうだな!」

清正「えー、では『犯す』の基準決めスタート!」

三成「まずは、『口付け』!」
清正「えッ!?」
三成「えッ!?」
清正「ストップで! 一旦ストップで!」
三成「怖い怖い怖い怖い!!!!」
清正「違う!普通にするだろ!口付けってするだろう!?家族愛的な意味で!」
三成「しないしないしない怖い怖い怖い」
清正「俺がするかどうかじゃないぞ!?一般的にだぞ!?一般的な基準として、家族間での口付けはセーフだろ!」
三成「しないと思うが……」
清正「アレだぞ?家族間の口付けって額とか頬にする奴だぞ?まあ、たまには唇同士もあるだろうけど…
『お前の下の口に俺の片鎌槍で』とかそういうのじゃないぞ?そのつもりで俺はOKにしたんだが?」
三成「当たり前だ…今言った方をセーフにしていたら、無双秘奥義発動してたぞ……」

三成「…ということは、口付けが基準だとダメということなんだな?あの、言わなくていいのだが」
清正(心底屈辱的だ……)
三成「……というかもう単刀直入に聞くぞ。ど、どこを基準にすれば先程の宣誓が出来るのだ?」
清正「……え?」
三成「お、お前が決めて構わないぞ。それを聞いて対処する」
清正「……あ、ああ…………」



(五分後)



清正「……」
三成「……」ドキドキ
清正「……三成?」
三成「ヒッ!?」ビクゥッ
清正「そ、そこまで怯えなくてもいいだろ!」
三成「す、すまない!ただ、驚いてしまっただけだ。すまない…頼むから、犯さないでくれ」
清正「やめて!」
三成「……清正……これは長考した時点で相当まずいのでは……」
清正「言う!今すぐ言うから!」


清正「え、えーと……」
三成「さあ、言ってくれ!ドンと!」
清正「えーと……」
三成「もう驚かないから!」

清正「……多分、何をラインにしても、その、無理だ……」

三成「え」
清正「あの、やっぱ、したいし……」

三成「うわああああああやっぱり本気ではないかああああ!!!」
清正「す、すまん三成!でもしたいんだっ!!」
三成「最初ので合ってたではないか!!最初の反応でむしろ正解ではないか!!!」
清正「すまん!本当にすまん!でもさっきの言葉責めとかすごくしたい!」
三成「そんなこと聞いてない!!というか聞きたくなかった怖い怖い怖いぃぃぃ!!」
清正「静かにしないと犯すぞ!?」
三成「本性出てるではないかあああ!!!」


三成「お、幼い頃の共同部屋プレイは?」
清正「基本」
三成「体内と書いて?」
清正「ナカ」
三成「幼名呼びは?」
清正「極上」
三成「背徳感は?」
清正「正義」


三成「うわああああ、怖いっ!清正が怖いっ!!」
清正「うるさい!虎皮口に詰めるぞ!?」
三成「なんだそれは!?」
清正「よくあるんだよ!」
三成「よくあるのか!?」

清正「色々装着したまま軍議に参加させたりしたい!」
三成「何を言っているのだ急に!?」
清正「もう我慢しなくていいと思ったら願望出てきた」
三成「怖い!そんなことを内に秘めてたなんて怖すぎるぞ!」
清正「褒美をくださる時に張型を仕込んでおきたい!」
三成「な、何を言っているのだ、お前は!!」
清正「こういう時秀吉様は俺たちをひたすら褒める!」
三成「細かな設定怖い!」
清正「なんか楽しくなってきたぞ三成!!」
三成「落ち着け!もうやめぬか清正!」

清正「書庫の死角で必死に声を抑えているお前を滅茶苦茶にしたい!」
三成「陣幕の内から伝令の最中に後ろから胸いじりたい!」
清正「武芸の稽古をつけてやりたい!」
三成「最後のは普通のこと言ってるはずなのに怖い!」

清正「そういうことだ!三成よろしく頼む!」
三成「何をヨロシクするんだ…?」
清正「……じゃあ俺はもう寝る!もう寝るぞ!」
三成「このタイミングで引き上げられるとより怖いんだが!何をヨロシクなのだ!?」
三成「じゃあ三成、また明日」ニヤリ

三成「……どうすればいいのだ…きっと何か仕掛けてくるに違いない……」
三成「俺はどうすればよいのだ……」
三成「何故あんな本を見つけてしまったのだろうか……」
三成「おねね様たちになんというべきか…いや言えん……こんな悩み……」












正則「っしゃー!清正の部屋から艶本見つけたぜ!清正はどんな女が好きなのかなあーっと!」 パラッ
正則「……ん?」

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