ある日の朝
布団に空洞が出来た
暖かさ、名残は欠片も無い

きみがいなくなった

ベランダに恋煩い
空を仰いで君が見えないかと期待する
不安で仕方がない
通報しました
相手にしてくれない
あいつらは頼っちゃ駄目だ
でも不安なんだ
もう一度見上げて
星の下にいることを願う
雲を辿って
君の元へ行かなくちゃ
僕が側にいなきゃ
誰かが僕に囁いた
もしこの世にいなかったら
この世って何、あの世って何
世界は一つだけ
固有名詞は君と僕
そんな世界があるのさ
Because
星と月の向こうへ行ったなら
太陽からひとっとび
光になって
熱になって
君を包みに行くんだ
君を迎えに行くんだ
君と一緒にいるんだ
ただ、一つだけさようなら
この地球に住む皆々様
僕があの娘をつれ戻すため
この惑星から消える人
64億回のさようなら


本当は知ってたよ
君は光も届かないような場所にいるってこと
でもさ、誰だってそうさ
一縷の望みにしがみつく
空虚な妄想にだってしがみつくのさ

































                                                                     

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