_
□完結ボツD
1ページ/2ページ
「黒子。」
『はい。』
「キス、していい?」
『……………………………………………………はいぃ!?』
「キス。」
『えっと…あの、…キ、キス?』
「うん、キス。」
『……キス…というのは…、ベーゼ…ですの?』
「うん、ベーゼ。」
『……接吻…?』
「うん、接吻。」
『チ…チュー…?』
「うん、チュー。」
『……』
「……」
『……』
「……」
『……』
「……」
『えぇええぇ!?』
ガタッ!!
「なによ、うるさいわね。」
『だ、だって、』
「だめなの?」
『い、いえ、だめでは…』
「いい?」
『っ、あ…、は、はい…///』
「…くろこ」
ズイ…
『おね、…さま…』
ウルウル
「目…閉じて?」
『は…い…///』
ドキドキドキドキ
(!!!!!!!!?)
ガバッ!!
「…………」
(な…何今の夢ッ!?)
「……いやいやいやいや…こういう夢を見るとしたら黒子でしょ。なんで私が…」
チラッ
『…スー…スー…』
「…寝てる…わよね…。」
(寝てる間に催眠術でもかけられてるのかと思ったけど…)
「って事は…やっぱり、ただの私の夢…って事!?」
(………)
【おね、…さま…】
ウルウル
「いやいやいやいやいやいやいやいや…何故思い出すし!!
無い!無いから!ちょっと可愛い…とか思っちゃったりしてないからぁ!!」
バフッ
『……ン…ンン…』
「ッ!?」
ビクッ
『…ン………スー…』
「………」
(…危なぁ…)
「い、いや別に何も危なくない!!別に緊張したりしてないし顔赤くなったりしてないもん!!ただ起こしちゃったら悪いかなって思っただけで危ないなんてこれっぽっちも!!」
バフッ
『ンンン…ン…』
「ッ!?」
ビクゥッ!!!!
『…………』
「………」
ドキドキ
『……スー…スー…』
「………はぁ…」
(い、いやいやだから、別に何もないし!…もういいや!早く寝よ…)
(でも…どうしよ。今寝たらまたあの夢の続きみちゃうかな…)
ドキドキ
(い、いや!夢だし!選べないからしょうがないわよね!?私だって好きでみた訳じゃないし!!)
ドキドキ
(って、いうかそうよ、夢なんだから!変に意識する事なんてないし!)
ドキドキ
(いや!別に意識なんてしてなかったけどもね!?)
ドキドキ
【おね、…さま…】
ウルウル
(だから!!別に意識してないし!!)
バタンバタン!!
(…というか現実にあんな事になったら、あいつはあんな瞳ウルウルさせて、控え目に服の裾摘まんで…なんてしないって!!
もっと目ぇギラギラさせて、むしろこっちが押し倒されて、貞操の危機よ!!)
(…いや………)
(でも…)
(…私からあんな風にしたら、どんな態度になるんだろ…)
(…うん?…なんかちょっと気になってきた…)
(いやいや、でも絶対に、目ぇギラギラのガバッ!でしょ…)
【…ウルウル】
(駄目だ。気になると忘れられない…)
(………)
(よし!起きたら試してみよう!
んで、どうせギラギラのガバッ!になってビリビリ、だから!そしたら綺麗さっぱり忘れるでしょ。うん、そうしよう!!)
……
……
……