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□ストーカー
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いつもと変わらない朝、はるかとみちるは天王洲のマンションから無限学園に向かって歩いたいた。

「そうだわ、今日吹奏楽の先輩に、見てもらえないかって頼まれていて、放課後練習に顔を出すことになってるのよ。1時間くらいだと思うのだけど」
「あぁ、じゃあ僕も陸上部の方に顔出してくるからさ、終わったら陸上部の方に来てもらえる?その後、今日は西区の方を見に行こうか」
「えぇ、分かったわ。今日はお仕事がなければいいわね」
「あぁ、ここのところ続いてるからなぁ」
「しかも、会うたびに趣味が悪くなってる気がするわ?」
「カオリナイトの趣味かな」
「はるか、名前は出さないでちょうだい。それにもっと上がいるはずよ」
「はいはい」

無限学園に着く。専攻の違う2人は、メインのエレベーター前で別れる。

「じゃあまた放課後な」
「えぇ、また連絡するわ」

人前にもかかわらずはるかはみちるの額に軽くキスをして2人はそれぞれの教室に向かった。

こんなとこ、学生指導に見られたら即退学にでもなりそうだが。
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