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□聖なる夜に聖なる愛を
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大きなツリーの回りはカップルだらけ。
その中に埋もれるようてみちるははるかを待っていた。
「ゴメン!遅れた」
小走りで駆けてくる。
「私も今きたところよ」
「まったく、もうすぐクリスマスだっていうのに僕たちは今日も調査か」
肩をくすめて、やれやれと言ったポーズをとる。
「仕方ないわ。それが私たちの使命なんですもの。さぁ行きましょう。今日はS地区を調査しに行くのでしょう?」
「あぁ、あそこらへんの風が騒いでた。」
向かった先には予想通り、ダイモーンがピュアの心を奪おうとしていた。
「まったく、毎度毎度、やつらもセンスのないダイモーンを作るよな」
「ホントね。
もう少しマシに作れないのかしら。」
ダイモーンがピュアな心を奪う。
「行くぞ」