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□Pain 1
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少し遅めの帰宅、
はるかは先にクラウンに行くと言っていた
新しいゲームが入ったとかなんとか・・・

でもね、私知ってるのよ?
あなたがクラウンに行く理由に、うさぎが含まれていることを・・・

ホントはうさぎに会いたいということを・・・
クラウンに着くと、予想通り
はるかがレースのゲームしているところを騒ぎながら見ている女の子が2人

一人は赤い大きなリボンをつけて
そしてもう1人はおだんごがよく似合う女の子・・・

私の心はチクリと痛む

「はるか」

背後から声をかける

「あぁ、みちる。もうそんな時間か、早かったな」

そう答えながらあなたはここを出る支度をはじめて・・・

早かった・・・?
あなたは、私といない時間を短く感じたの?長く感じなかったの?

「じゃあな、また」

ちょっと残念そうな顔でうさぎたちに声をかける

「えぇ〜、はるかさんもう帰っちゃうんですか〜?」
「ですか〜?」

はるかを引き止めようとする2人

「あぁ、今から用事があってさ・・・」
「そんなぁ〜、美奈子ショックー」

「長引くようだから、私外で待ってるわね」

私は無表情でそう言った

「えっおい、みちるっ??」
「みちるさん何か怒ってますか??」

美奈子がはるかに尋ねる

「いや、別に怒ってないと思うけど・・」
「私、みちるさんに聞いてみるっ」

みちるの後を追って、うさぎが外へでる
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