El tono que no se permite

□狂った愛情の果て
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神原の血を引く修羅は特別な体質を持っている。
あらゆる種の純血種を孕める特別な体質。
それ故に、神や妖怪に狙われている。
いつか、誰かに捕まり、壊されるかもしれない。その事を心配した修羅の母親は、修羅に呪いをかけた。
少しでも触れた人間の子を孕んでしまい、神や妖怪の子供は孕めなくなる呪いを。
けれど、そんな呪いとは関係なしに修羅を求める妖怪や神クラスもいる。
もっとも、修羅は恋愛的な感情を誰かに抱く事がなく、基本的に恋人を作ろうとはしないで生きてきたが。
けれど、何度も何度も助けられ、苦しむ度に優しさを与えられ、次第に心惹かれてしまう相手が出来てしまった。
それも、1人ではなく2人。
幼い頃に自分を助けてくれた麒麟のダーシァン。
百物語幹部の一人、鏡斎。
いつの間にか修羅にとって、この二人は特別な存在となっていた。
二人にとっても修羅は特別な存在だから、両想いではある。
しかし、修羅はどちらか一人を選ぶ事が出来ず、二人共を拒絶した。
その拒絶は修羅を異常なほどに愛してしまっている二人を凶行に走らせた。せめてどちらかを選んでの拒絶だったなら、選ばれなかった方は素直に身を引いていただろう。元々二人とも修羅の幸せを一番に願うタイプではあったから。
けれども、修羅はどちらも選べず、両方を拒絶して、泣いてしまった。
苦しむ修羅を見て、二人は決めた。
選べず苦しむのなら、選ばなくて良いようにしてしまおうと。





柔らかいベッドの上で、修羅は声を出さないよう必死になりながら、快楽に身体を震わせていた。

「修羅、どんなに舐めとっても、蜜が零れてきてきりがないな。」

「修羅の味がして、美味しいけど、物足りない。声を聞かせてくれないか?」

と、言いながら、こぼれ出る愛液を二人で舐めとる。
クチュクチュと卑猥な音が響く。
このまま声を出して快楽に溺れてしまえば楽になれると分かっていても、修羅にはそれが出来なかった。
快楽に溺れて、より快楽をくれる方だけを求めて選んでしまう事が怖いのだ。
鏡斎もダーシァンも失いたくないと言うエゴは、普段の修羅なら屈してしまってもおかしくないような快楽さえも耐えさせた。

「そんなに声を我慢されると余計に喘がしたくなる。」

「挿れられるの、どっちからがいい?選ばしてやるよ。」

修羅は泣きながら首を横に振る。
こんな事さえも選ぼうとしない修羅に鏡斎はため息をついた。
きっと、もう、些細な事さえも修羅は自分で選ぶ事は出来ないだろう。そう思わせるほどに修羅の心は自分たちのせいで追い込まれているのだ。
きっと、今も、選べなくて苦しい思いをしているだろう。こうなった事を後悔しながら罪悪感に押しつぶされてしまいそうになっているだろう。
そう考えるだけで、ダーシァンも鏡斎も胸が張り裂けてしまいそうになる。
だから、壊してしまおうと決めた。
二人で同じぐらい愛して、選ぶ権利も何もかもを奪って、苦しむ事のないようにしてしまおうと決めた。
独占できない事は仕方がないと言い聞かせ、手に入らない事になるよりも、壊してでも手に入れる事が出来た方がマシだと言い聞かせて。

「修羅、最後にもう一度だけチャンスを与えたい。俺と鏡斎、どっちを選ぶ?」

ダーシァンの問いかけに修羅は

「選べない・・・・・・俺には、選べない。」

と、言って首を横に振る。
本当にどうしようもなく優柔不断で、我が儘な自分に自己嫌悪を抱く修羅。
けれど、その事を修羅は本当に後悔する事になる。
最後のチャンスを逃してしまった事で始まってしまった永遠に。
選べない事を確認すると同時に二人は位置を変え、ダーシァンが先に手前側を犯した。トロトロになったそこはとろける様に熱く、容易にダーシァンを受け入れた。

「アぁン!!や、深い・・・・・・。」

と、言いながらダーシァンにしがみ付く修羅。
ダーシァンから自分を抱くんだと思いながらダーシァンを見つめる。
すると、少しだけ強引にキスをされた。
ねっとりとしたダーシァンの舌が入り込んでくると、修羅は必死に自分から舌を絡めていく。
うっとりとするほど気持ちがよくて、無理やりなはずなのに少し幸せだった。
そんな状態の中、鏡斎の手が腰をしっかりとつかんできて、硬い物をお尻の孔に押し当ててきた。
驚きと恐怖で修羅は逃げ出そうとするも、ダーシァンと身体を繋ぎ、抱きしめられ、鏡斎にしっかりを腰を固定されている状態ではろくに身動きが取れない。
いくら、前と後ろ別々とはいえ2本も大きなペニスを同時に身体の中で受け止める事は怖くて仕方ない。修羅は恐怖に身体を震わせる。
止めてくれと言いたくても、ダーシァンがキスを止めようとはせず、むしろ、無理にでもキスを続けてくるので止めて欲しいと懇願する事さえできない。
そして、お尻の中にも大きくて熱いモノが入り込んできた。
苦しさに修羅は身体を仰け反らせ、もがくも、逃げ出す事は出来ない。

「選べないなら、両方、一緒ってことでいいだろ。」

「もう、選ぼうとしなくて良い。全部、俺たちに委ねてくれ。」

と、言う二人。
修羅はもしかしてこれからずっと、自分が選ばない限り、二人に同時に中を突かれ、抱かれる事になるのかと言う考えを抱いた。
そんなきついことだけは止めて欲しくて、せめて、交代にして欲しくて、懇願しようとするも、二人が少しタイミングをずらしながら中を擦ったり突き上げたりし始め、その気持ち良さに喘ぎ声を上げることしかできなくなる。

「ンぁ!やぁ、らめぇぇ!ひっぎ!」

「修羅、愛している。」

「愛してる。ほら、もっと感じてくれよ、俺達の事。」

「ふゃ!あ、イぅ、イァァァァァァァ!!」

二人の激しい求め方に先に一人でイってしまう修羅。
イく瞬間、ギュッと締め付けがよくなり、二人も修羅に少し遅れ、達してしまう。
避妊する気なんてないし、そもそも避妊しなくても人間の子供以外産めない呪いがかかっている為、二人は何のためらいもなく修羅の中にたっぷりと熱い精液を注ぎ込んだ。
イった時とはまた違う気持ちよさそうな顔をし、うっとりとなる修羅。
中出しされることに慣らされ、その事で快楽を得られるよう教え込まれた身体には、恋しい二人の精液は媚薬にも似た物のようだったらしい。
さっきと違い、目が快楽を求めるもの欲しげなものになってしまっている。
それに気づいたダーシァンは

「もっと、俺達が欲しいだろ?」

と、囁くように尋ねた。
無意識の内に頷く修羅。
けれども、頷いた後に正常な思考が働き始め

「や、ヤダ。同時には、止めてくれ。」

と、懇願した。
すると鏡斎が

「仕方ないな。なら、あんたからお先にどうぞ。」

と、ダーシァンに言った。

「悪いな。なら、少し俺から先にさせてもらうよ。」

と、言ってからダーシァンだけが動き、修羅の中を激しく突き上げる。
その間、鏡斎は動こうとはせず、ただ身体を繋げているだけだった。
けれど、2本入ったままのきつい状態なのは変わらなくて、修羅は

「ァや、ヤ!ヤぁ!イァあ!あぁん!んぁ、ひぁ!」

嫌がりながらも、気持ちよさそうな声を出した。
嫌がっているふりをしている程度にしか思えないほど、気持ちよさそうに声をあげ、自分からも腰を振り始める修羅。
そして

「ん!イクぅ!イチャぁうのぉ!中出し、されへぇ、いちゃ、アァァァン!!」

ダーシァンが中に再び精液を吐き出すのと同時に達してしまう修羅。
鏡斎はダーシァンがイくと同時に激しく腰を打ち付ける。
休みなく与えられる快楽。

「同時には嫌なんだろ?仕方ないから、こうやって、タイミングずらしながらするよ。本当はもっともっと休みなく激しくしたいんだけどね。」

と、言いながら修羅に後ろを振り返らせ、キスをする鏡斎。
だらしなくこぼれ始めている唾液を全て飲み込んでやりながら、修羅に快楽を与え続ける。

「ん、っくふ・・・・・・んん!ンっく・・・・・・んんんん!!!」

鏡斎の中出しと同時に再びイってしまう修羅。
中出しされるとほぼ間違いなくイってしまう身体らしい。
同じタイミングでイける身体。たとえ誰かにそうなるよう躾けられたのだとしても、悪い気はしない。
鏡斎とダーシァンは一瞬だけ顔を見合わせて、互いに意地の悪い笑みを浮かべる。
そして、再びダーシァンが腰を打ち付け、鏡斎は動かずに我慢をした。
交互に出して、より多く修羅をイかせるつもりらしい。
それを感じ取った修羅は止めてくれ、せめて、もういっそ、同時にしてくれと頼もうとするも、鏡斎もダーシァンも自分の番がくると強制的にキスをしてきて、声をろくに出させてもらえすらしない。
息苦しさで死にそうになる。

「ほら、今度は俺と一緒にイって。」

「その後はまた、俺とイこう。」

と、言いながら休む間など一切与えず、また、中に出した物を出させもせず、一度もペニスを抜かないままに二人で修羅を犯し続けた。
ようやくペニスを抜いてもらえた頃には、二人の出した精液でお腹が膨れ、苦しさと快楽に修羅の精神が壊れかけた状態だった。

「ダーシァン、今俺達が修羅に出した物、浴槽か何かに溜めさせてさ、その精液体に塗りながら自慰とかさせるの眺めたいなって考える俺は外道だと思うかい?」

と、言いながら修羅をお風呂場へと運ぶ鏡斎。
今言った事をさせる気のようだ。
えぐい事をさらりとさせようとする鏡斎をダーシァンは止めようとはせず

「それを見たいと思った俺も外道かもしれないが、別にいいだろ?こんな事をした時点で俺達は十分外道なんだから。」

と、言って、むしろ賛同する。
鏡斎は、まともじゃない事をしても、ここでは何1つとして非難を受けることはなく、むしろ、そうやってまともじゃない事をして修羅を壊して救う事がいいのだとさえ思えた。
早く楽になれるよう壊してあげる事が修羅の幸せだ。
そう考え、より一層、酷い事をしようと考える。
それはダーシァンも同じらしい。
二人は空の浴槽に入れられ、苦しそうにうめく修羅に

「お腹に力を入れて中のものを出したらいい。」

「楽になれる。早く出してしまいなよ。」

と、言った。
二人の前で、中に出された物を出す事が恥ずかしく、嫌だと首を横に振る修羅。
二人はため息をつき、互いに出した方の穴に指を入れ、中に出した物を出させようと指を抜き差を繰り返す。
ズボズボと恥ずかしい音を立てながら、中を刺激され、我慢しきれなくなった修羅は、ゴボっと音を出しながら、2か所の穴から大量の精液を吐きだした。
一度で始めるともう、止まらなくて、修羅は泣きながら中の精液を吐き出したのだった。
吐き出し終えると同時に浴槽の中から引きずり出され、今度はさっきとは逆の位置で鏡斎とダーシァンは修羅を犯した。

「こっちの具合も良いな。」

「こちら側も気持ちが良い。いくらでもできそうだ。」

と、言いながらさっきと同じように順に修羅に腰を打ち付け、中に精液を注ぐ二人。
最初の内は泣きながらも気持ちよさそうにしている修羅。
けれども、中に精液が溜まり始め、苦しくなり始めると止めて欲しそうに抵抗を始めた。
それが気に入らなかった二人は、さっきよりもたくさん中に精液を注ぎ込み、抵抗する力がなくなり、肉体的に壊れるギリギリまで行為を続けた。
さっきとは比べ物にならないぐらいお腹が痛くて苦しい修羅は、繋がりが解かれ、浴槽に入れられると同時に精液を吐き出した。
息を切らせながら、ぐったりと倒れ込む修羅。
体中に精液がつくが、そんな事は気にも留めない。
そんな状態の修羅を引っ張り起こして、もう一度、身体を繋げようとする鏡斎。
修羅は泣きながら

「いぅこと・・・・・・聞くから、やめぇて。」

と、言った。
鏡斎はそんな修羅に

「俺が絵を描き終えるまで、体中精液まみれにしながら、自慰をしてくれるかい?」

と、言った。
修羅は小さく頷きながら、倒れそうになりながら浴槽に入り、自分で自分の身体に精液を塗り手繰っていく。
咽かえるような匂いを我慢して、体中を精液でドロドロにしながら胸を揉んだり、アソコを弄ったりする。
そんな修羅を見ながら絵を描き始める鏡斎。
ダーシァンはそんな修羅の様子をじっと眺め続ける。

「髪の毛にも塗るんだ。」

と、言われたので、素直に従う修羅。
ねっとりぐちゃぐちゃで気持ち悪いはずなのに、手は素直に動く。

「次は精液を舐めて。俺が良いって言うまで続けて。」

と、鏡斎に言われ、修羅は手で精液をすくい取ってはそれを舐め取る。
味を覚えさせられ、好きになるまで飲まされたこともあるおかげで、精液を舐め取り続けることは苦にならない。
けれどをも自慰をしながら精液を舐め取る姿をじっと見られる事が恥ずかしくて、修羅は泣きそうな顔をした。

「・・・・・・もういい。描けた。」

と、言って絵を自室へと置いてから戻ってくる鏡斎。
精液まみれでドロドロな状態のまま抱いてしまおうかと考える。
けれど、ダーシァンが

「修羅、自慰を続けながら、口でしてくれ。」

と、言いだし、それが面白そうだったのでそれに便乗した。
二人のペニスを交互に口に含みながら、片手で口に含んでいない方のペニスを扱きつつ、空いている手で蜜部を弄った。
身体が疼いて仕方ない。
自分の指では物足りなくて、口に含んでいるペニスや、今、手で扱いているペニスで奥の方までしっかりと犯されて、ぐちゃぐちゃにされたくなり始める。

「上手だな。そろそろ、出そうだ。」

「口を大きく開けてくれないか?俺の精液も飲んで欲しいんだよ。」

修羅は言われたとおりに頑張って口を大きく開いた。
2人分のペニスを口に無理に含む。
先端部分だけが口の中に押し込まれているだけでも苦しいのだが、それを我慢し、自慰を中断して二人のペニスを扱いて行く。
身体を少し震わせ、口の中に精液を勢いよく出す二人。
溢れそうなぐらいたくさんの精液を口の中に出され苦しそうにするも、少しずつ零さずに精液を飲み込んだ。

「よくできたな。ご褒美に身体を綺麗にしてから5分だけ休憩にしよう。」

と、言って精液を洗い流し、石鹸でよく修羅の身体を洗ってやるダーシァンと鏡斎。
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