EiBel
□T. 始まりの鐘は音もなく
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「ごめんね…」
少年から口からこぼれ落ちる懺悔の言葉。それに応える者はなく。
ただ紫色のガラス玉が2つ、彼を無感情に見つめていた。
「ごめんね………僕が」
できそこないだったから…。
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