落乱
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小鳥のさえずり,まぶしい朝日,そして美味しい空気。
よしっ!今日こそは平和な1日にしてやる!!
と,意気込んだのはいいが…
「そんなに見つめられたら私、照れちゃうっ」
とまるで恥らう乙女のようにモジモジしている褌一丁の変態。
…何故に中庭で褌一丁?
そして何故に最後の褌まで脱ごうとする?
「…三郎 一辺死んでみる?」
と,どこぞの地獄少女の台詞を言ってみる。
「っつ〜〜〜!!
ハァハァとうふ,ハァハァもっと,もっと酷いことも言ってぇーっっ!!!!!」
…どうしよう…俺、こいつがどーしようもないどMの変態だってこと忘れてたよ。
「三郎」 「なんだとうふ?」
「そのまま潮江先輩か立花先輩んとこ行ってきて??」
こいつにはコレが一番効く。
「やだなぁ〜とうふ、」
「ただのお茶目だろ?」「殴るぞ」
(ただのお茶目じゃあすまないよ)
(これがいつもの朝。俺の平和はいずこ。)
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