落乱
□食べ過ぎは迷子のもと
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「左門…」
「なんだ!!」
「お前…
太った…?」
「なぁぁぁぁあぬぅいいぃぃぃぃぃい!?!?!?!?」
「煩っ」
「どこら辺が太ったんだ!?!?!?!?」
「どこら辺って…全体的にふっくらしてきた感じ?」
「っっっ!!
やはり進退は疑うなかれと甘味を食べ過ぎたのがイケなかったのか!!!
いやでも待て!!確かあの時は藤内も一緒に食べ歩いてたではないか!!!!なら藤内もふっくらしているはず!!!!」
「また一人の世界入ったのか左門」
「とうふ!!藤内は!?藤内もふっくらしていたか!?!?!?」
「や、とぅーないはいつもどうりスレンダーだったけど」
「なぜだぁぁあぁああ!!!!!
何故同じだけの量を食べて僕だけ太ったんだぁああああぁぁぁあぁ!!!!!!」
「アレじゃね??ほら、とぅーないは学年内だけでも大変なのに委員会でもストレス溜まる位置にいんじゃん??
逆に左門は迷惑かけて、とぅーないにストレス与える方だろ??やっぱストレス発散するためにいろいろと運動してるんだよとぅーないも。」
「そうなのか!!!
なら僕も運動いっぱいすれば痩せれるのか!?!?」
「あー、うん」
「まず何からすればいいんだ!?!?」
「さぁー?ジョギングでもすれば?」
「わかった!!
今から体育委員会並に走ってくるぞぉ!!!!」
「おー、がんばれー」
この時の俺はまだ知らない、
結局左門が2日間戻ってこず俺達三年生が全員出動となることを。
食べ過ぎは迷子のもと
(とうふー!!!僕痩せたかぁー!?!?!?)(あー、うん)(左門てめぇ何処行ってたんだこの野郎ぉおおおぉぉ!!!!!)
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