落乱

□左門が着信拒否
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「聞いてくれよ」

次屋「どうしたんだとうふ」

「左門の奴が着拒するんだ(´・ω・`)ショボン」

次屋「なんだそのショボンの可愛さは」

「いや別にそこに食いつかなくても…」

次屋「取り敢えず左門に直接聞けば??」

「限りなく人事だなぁおい!!!」

次屋「だって人事だし?」

「うぜぇー」





と、言うやり取りをして私は左門探しの旅に出た。




探すこと5時間…



なんで見つからないんだよ!!!!
迷子も此処まで来ればギネス級だよ!!!!!





左門「とうふ!!!!!」

「左門!!!やっと見つけた!!どこいってたんだよ!?」

左門「とうふを探してたらいつの間にか裏裏裏裏山に居たんだ!!」

「なんでだよ!!!」

左門「ソレよりとうふ!」

ハイと言って差し出した手には、色とりどりの花が握られていた。

「…なにコレ??」

左門「プレゼントだ!!」

「何故に?」

左門「いつもお世話になっているからお礼だ!!」

「左門…」


お前って奴は…!!
私ちょっと感動して涙出そう。

「ありがとう!!」

左門「こちらこそいつもありがとう!!!」



山の中で高校生の男女がお互いありがとうなどと言い合う光景はまさにシュール以外の何物でもないだろう。



「所で左門」

左門「なんだ!」

「私のコト着拒してる??」

左門「そんなことするはずないだろ!!」

と胸を張って言う左門に少しホッとする。

「だよなぁー…
じゃあ私が電話するときがいつもたまたま電話中なだけなのかなぁー??」

左門「ソレは違う!!!」

またまた胸を張って言う左門。

「は?」

左門「僕は常に迷子だからな!!
いつも作兵衛が心配して長電話を掛けて来るんだ!!
得に朝から夕方がピークだな!!!」

「保護者か!!!
ってか朝から夕方ってほぼ一日じゃねぇーか!!!!
作兵衛は授業中何してんの!?!?
まともに授業受けてる!?!?
っつーか私が電話したとき繋がらないの作兵衛が原因かよ!!!!」

左門「作兵衛が原因なんじゃない!僕が原因なんだ!!!!」

「威張って言うコトじゃないからね!?!?」

左門「ソレと僕が教室に居る時は電話してこないぞ!!!」

「そりゃそうだろうよ!!!


もういいよお前!もうめんどくせぇよお前!!!!
見ろ!お前のせいで私若干涙目じゃねぇか!!!!(泣)」

左門「泣くなとうふ!!男なら胸を張れ!!!!」

「男じゃねぇよ!!!」



まじでお前と居ると疲れる!!!


(だけどそんな僕が好きなんだろう!!)(そうだよ畜生!!!!)



20110626
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