旧拍手文
□運命じゃなくても…
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今はまだ、『貴方と出逢えて良かった』と思える恋でも
私と出逢ってしまった事を、いつか貴方が、後悔する日がくるだろうか?
私のそばにいる事で、貴方が感じる『不自由』が、いつか貴方を苦しめる事になったとしても…
貴方を手離すことだけは、もう私には出来ないから――
例え『あの日』をもう1度、やり直すことが出来たとしても
私はきっと貴方を拐う
そのたび貴方を傷つけ、傷つける事に傷ついても
貴方を選んだその選択が、もしも『間違い』だったとしても――
それでも私は貴方を拐う
この恋が『間違い』であったとしても
『神様』の決めたものじゃなくても
この恋が―――
『運命』じゃなくても構わない
私が貴方を愛することは、私の心で決めたことだ
『運命』だから、貴方を愛したわけじゃない
だから、そんな日がくる事がないように、貴方のことを愛していく
私なりの精一杯で、貴方のことを守っていく
貴方の笑顔がいつまでも、花が咲くように輝くように――
貴方にもわかるように、貴方のことを愛していく
いつまでも…
『貴方に出逢えて良かった』と
想い合っていられるように――
〜end〜
この拍手文は、『悪魔は天使の夢を見る』の、石神さんの気持ちのつもりで書きました
ヒロインちゃんと両想いになった後から、終章までの間に入りそうなイメージで…
『運命の恋』って言うと聞こえはいいけど、運命じゃなくても好きになる方が、そんな言葉に頼るよりも、気持ちが強いような気がするし、『悪魔は〜』なのに、そこは神頼みみたいなのはおかしいですからね
だからこういう感じになりました