旧拍手文

□運命じゃなくても…
1ページ/1ページ



今はまだ、『貴方と出逢えて良かった』と思える恋でも


私と出逢ってしまった事を、いつか貴方が、後悔する日がくるだろうか?


私のそばにいる事で、貴方が感じる『不自由』が、いつか貴方を苦しめる事になったとしても…


貴方を手離すことだけは、もう私には出来ないから――





例え『あの日』をもう1度、やり直すことが出来たとしても


私はきっと貴方を拐う


そのたび貴方を傷つけ、傷つける事に傷ついても


貴方を選んだその選択が、もしも『間違い』だったとしても――


それでも私は貴方を拐う





この恋が『間違い』であったとしても


『神様』の決めたものじゃなくても


この恋が―――


『運命』じゃなくても構わない





私が貴方を愛することは、私の心で決めたことだ


『運命』だから、貴方を愛したわけじゃない





だから、そんな日がくる事がないように、貴方のことを愛していく


私なりの精一杯で、貴方のことを守っていく


貴方の笑顔がいつまでも、花が咲くように輝くように――


貴方にもわかるように、貴方のことを愛していく


いつまでも…


『貴方に出逢えて良かった』と


想い合っていられるように――




〜end〜


この拍手文は、『悪魔は天使の夢を見る』の、石神さんの気持ちのつもりで書きました


ヒロインちゃんと両想いになった後から、終章までの間に入りそうなイメージで…


『運命の恋』って言うと聞こえはいいけど、運命じゃなくても好きになる方が、そんな言葉に頼るよりも、気持ちが強いような気がするし、『悪魔は〜』なのに、そこは神頼みみたいなのはおかしいですからね


だからこういう感じになりました

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ