SHORT STORYS

□好き嫌い
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虎:「あれ?不動さん、トマト食べないんですか?」

不:「別にいいじゃねーかよ。俺の勝手だろ」

虎:「あ、不動さんトマト嫌いなんですね」

不:「き、嫌いじゃねーよ!今日は食いたくねーだけだ!」

虎:「そう意地張らないでくださいって。でも、好き嫌いはダメですよ。トマトは   栄養たっぷり入ってるんですから」

不:「うるせぇ、てめぇに関係ねーだろ」

虎:「俺店やってるんで、そういうの気になっちゃうんです!」

不:「知ったことか」

虎:「あ、そうだ!不動さんがトマト食べれるように、今度俺がトマト料理作ってあげますよ!」

不:「は?」

虎:「そうすれば、不動さんだってトマトが嫌いじゃなくなるかもしれません!」

不:「ト、トマトは嫌だって言ってんだろ!」

虎:「大丈夫ですよ!トマトの味がしないように工夫しますから」

こうして虎丸の不動のトマト嫌いを無くせ大作戦が始まった。



虎:「不動さん!できましたよ〜!」

不:「げ、本当に作ってきたのかよ・・・」

虎:「はい!これ食べてみてください!」

不:「いい、いらねぇ!」

虎:「何でですか!」

不:「別にトマト嫌いが治らなくたって、困ることはねーよ」

虎:「えー、でも身体にいいのに・・・しかもここまで作ったのに・・・(ショボーン)」

不:「わ、わかったから!食うから落ち込むな!」

虎:「本当ですか!?」

不:「あ、あぁ・・・」
  (ちっ、面倒くせェ・・・)

モグモグ・・・

虎:「どうですか?トマトの味を結構消したつもりなんですけど」
不:「・・・うっ、ちょートマトの味するじゃねぇか」

虎:「えっ、そうですか?トマトの量、多すぎたかな・・・」

不:「あー、やっぱり無理なんだよ。これでおわり・・っ」

虎:「じゃあ、また作ってきますねっ!」

不:「お、おい!・・・小学生は好奇心旺盛だな」

それから虎丸の挑戦は続いた。



不:「ダメだ・・・まだトマトの味がする」

虎:「じゃあ次作ってきます!」

不:「おい、何でそこまですんだよ。お、俺なんかのために」

虎:「だって不動さんには健康でいてほしいじゃないですか」

不:「えっ」

虎:「それに、好き嫌いはダメですから。って、俺も嫌いなものあるんですけどねー」

不:(な、なんだ、この気持ち・・・)

虎:「不動さん?」

不:「・・・絶対に食えるようになるからな」

虎:「はいっ」





虎:「どうぞ!!」

不:「これで20回目・・・よし」

モグモグ・・・

虎:「ど、どうですか・・・?」

不:「・・・トマトが消えねェ・・・」

虎:「ダメですか・・・」

不:「そう落ち込むなよ。トマトの味はかなり消えてきてる。もう少しなんじゃねーの?」

虎:「(ぱぁっ)はい、俺がんばります!絶対うまいって言わせてみますからね!」

不:「おーよ、言わせてみやがれ」

虎:「じゃあ、すぐ作ってきますんで、待っててください!」

不:「へいへい。(やば・・・俺何嬉しがってんだ、相手は小学生だぞ!?)」


数分後

虎 :「できました!これはかなり工夫しましたよ!」

不 :「食わせてみろ」

モグモグ・・・

不:「・・・うめぇ」

虎:「よっしゃあ!!」

不:「これならトマトが入ってるなんて気付かねぇし、食えそうだ」

虎:「それはよかったです!」

不:「・・・あ、ありがとよ///ここまでしてくれて」

虎:「いいえ、気にしないでください。俺のただの自己満足ですから」

不:「そうだよ、てめェがこんなことしなきゃこんな面倒臭ぇことしなくてすんだのによ」

虎:「もうなんですかーっ」

不:「・・・じゃあ今度は、俺がお前の好き嫌い治してやるよ」

虎:「え?」

不:「い、嫌ならいいんだぜ!?俺も別にやりたいわけじゃねぇし!」

虎:「いいえっ、お願いします」

不:「///・・・おう」



それから・・・

不:「虎丸!待てよ、これ食えっての!!」

虎:「無理です、そんなゲロ不味いの食べられませ〜んっ!!」
                                    おわにゅ







あとがき
駄作です。こんなはずじゃなかったのに・・・(泣)
今回は、虎丸は純粋な小学生で書きました。いつも虎→豪でイヤミったらしいキャラになるので。
不動むず!性格違くね!?不動ファンすみません・・・。
とりあえず、読んでくださりありがとうございました!
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