SHORT STORYS
□かくれんぼ
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円:あ〜、ヒマだぁ〜っ。
風:円堂、さっきからそればっかり言ってるぞ。
円:だって監督いないし、その監督はサッカーの練習するなって言うし、何をすればいいんだよ〜っ!
豪:サッカーの練習じゃなく、遊べと言っていたな。
風:遊べって…試合が近いのに何を考えてるんだよ、あの監督は。
鬼:久遠監督の考えだ。何かまた試合の攻略になる練習方法なんだろう。
豪:で、その遊びは自分たちで考えろ、と?
鬼:そうだ。サッカーの練習にもなるような遊びだ。
円:サッカーの練習にもなる遊び…あっ、じゃあかくれんぼしようっ!
風:かくれんぼ?
円:かくれんぼなら、足も頭も使うだろ?
風:いや、でも足を使うのは最初だけじゃ…。
鬼:いいだろう。
風:鬼道!?
鬼:とりあえずやってみるしかない。もしかしたら、何かためになるかもしれないぞ。
豪:そうだな。
風:豪炎寺まで…わかったよ、円堂。それでいこう。
円:よし!みんなー、ちょっと集まってくれーっ!!
立:なんですか、円堂さん?
ツ:何かやること見つかったのか?
円:うん、そうなんだ。みんな、今からかくれんぼするぞ!!
全:かくれんぼ!?
栗:キャプテン、ふざけてるでヤンスか!?
壁:試合が近いのに、かくれんぼしてる場合じゃないッスよ!
鬼:これはただの遊びじゃない。次の試合の攻略に繋がるかもしれない遊びだ。
不:この年になってかくれんぼねぇ…。
鬼:これは特訓だ。お前も参加するんだからな、不動。
不:へいへい。じゃー、せいぜい見つからねーようにがんばりますよー。