LONG STORYS

□交差点
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「風丸ー練習するぞ!!!」

「おっ、おう!」


はぁ〜。どうすれば良いんだ…




〜不安〜




只今、サッカー部は練習中。最近はチームのまとまりが、今まで以上に良くなっている。多分、鬼道が入ったことで動きがスムーズになったのだろうか?改めて鬼道の凄さを実感することが出来た。周りを見渡すと、各フォーメーションごとに鬼道がアドバイスをしている。丁度、今はFWのところか…今話し込んでいるのは、鬼道と豪炎寺かな。あの二人は遠目からでも分かるんだ。ゴーグルマントに無重力ヘアーだもんな(笑)おい…脇で染岡が騒いでるぞ。あの二人、熱くなると回りの音が聞こえなくなるからな。サッカーは、お互い譲らないモノがあるから。二人ともサッカーが大好きなんだ。まぁ、雷門イレブンは皆そうなんだけど。

「何時もああだと良いのに…」

ふと円堂が漏らした言葉に俺達は苦笑い。

「そう気を病むな、円堂。チームがまとまるのは良いことだろ?」

そう言うと、唸りながら二人を見つめて「そうなんだけど」とぶつぶつ文句を言っている。そんな円堂を微笑ましく見ていると、急に雨が降り出した。それは普通の雨じゃなくて、バケツをひっくり返したような雨。流石の円堂も練習を続けようとは思わなかったらしく、メンバーに終了の合図を送っていた。思いの外、強く降っている。まぁ、この季節ならスコールだな。

「練習出来ないじゃん!!!」

円堂は、今にも飛び出しそうな勢いだ。

「スコールだ。直ぐに止むよ。」

そう円堂を慰めていると、ふと視界に鬼道と豪炎寺がはいった。完全に二人の世界に入ってしまっているようだ。

「豪炎寺、そのまんまだと風邪を引くだろ?」

「だからってこんなに密着しなくても…///」

あそこまで堂々とくっついているなんて、何を考えているんだ?とか少し思ったけど実は俺…


あの二人が羨ましかったりする。だって好きな人に触れられたいと思うのは、当然のことだろ?俺だって円堂に触れてほしいとか思うし///あれ…でも何時からそんなこと思うようになったんだ?前は一緒に居れるだけで十分だったのに。

いつからか…そんなの覚えてないけど、俺はあいつを親友として見えなくなってしまっていた。円堂を見ると胸が高鳴ったり、他の奴と一緒に居るのを見る度に嫉妬していた。俺は直ぐに、これは"恋"だって分かった。その積もり積もった思いが爆発して、俺は円堂に告白した。円堂はどんな俺でも受け入れるって言ってくれたんだ。だけど最近その円堂の優しさが怖くなってきた。だって、円堂は俺に触れようとしないんだ。キスまでいっても、その先を越えようとしてくれない。俺だって思春期の男子だ。そういう事にだって興味はある。理由を考えると、嫌な方にしか考えられない。もしかしたら、円堂は好きでもないのに告白を受け入れたのか?全ては嘘なんじゃないかと考えてしまう自分がいて…

不安になってしまう。でも臆病な自分は、聞き出すことも出来なくて…

また、自分の思いを胸にしまうだけ



後書き

修正致しました!あまりにもザックリし過ぎていて…

みたいなやつですね←
駄文申し訳ないです!
見にくいかもしれないです(汗)
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