企画
□もちうさぎ様に捧げます!
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「守!こっちのパフェも美味しいよ♪」
「私のシャーベットも旨い」
「俺のピザもイケるぜ?」
----さぁ、どれを選ぶ!?----
此処は、とある場所のファミレス。土曜日だからなのか、席は人で埋まっていた。皆各々休日を楽しんでいる。そんな中、困っている表情をしている少年がいる。その少年は円堂守。俗にいう、サッカー馬鹿少年だ。その円堂は今、究極の選択を強いられている。原因は円堂の目の前にいる3人の少年。サングラスをかけているためか、ちょっと怪しい雰囲気だ。その顔はほとんど隠れているが、やけに整っていた。逆に円堂はというと、目の前に食べ物を突き出されていて…つまりあーんをされていているので、顔を真っ赤にしてうろたえている。
「え!?どれも好きだからなぁ///」
「それなら全部食べさしてあげればいいんじゃね?」
「そうだね!守ったら、そんなに考え過ぎないで良いんだよ?ちょっと落ち着こう♪」
「おっ…おぅ!(落ち着こうって言ったって…そんなの無理に決まってるじゃん!?)」
「そんなの無理。私達は一応、芸能人だぞ」
っとシャーベットの少年が言う。そう、何故ここまで円堂が緊張しているのか。それは目の前にいる3人が、今超絶人気のアイドルだからだ。
「と目が言っている。それにいきなり話しかけられて、落ち着けと言っても無理な話だ」
「うわぁー。風介がまともな事言ってる!」
「うるさい。凍らせるぞ」
「しょうがねぇだろ?守に皆一目惚れしちゃったんだからさ」
「ふうすけ?」
どうやら、円堂は"一目惚れ"より名前の方が気になったらしい。
「そう!守は知らないよね。グランとバーン、ガゼルってのは芸名なんだ。俺の本当の名前は基山ヒロト、よろしくね☆」
「私は涼乃風介だ」
「俺は南雲晴矢!よろしく!」
円堂はそれを聞いて、凄い目をキラキラとさせ驚いていた。だがそれを見た三人は内心、別に隠していたわけではないのに…と微笑ましく見つめていたのであった。
そもそもなぜこうなったのか。それはある日、円堂が部活が終わり帰ろうとしている時に起こった。
「なぁ、俺と一緒にこれに行ってくれないか!?」
凄い勢いで目の前に飛んできたのは、幼なじみの風丸一朗太。その手に握られていたのは、とある番組を閲覧出来るペアチケットだった。
「彼女と行けば良いだろ?」
と、同じサッカー部の豪炎寺修也。
「それが駄目なんだよ(汗)実はさぁ…」
どうやら風丸は彼女が好きなアイドルが出るという番組に、彼女を驚かせようとして内緒で送って、見事にチケットが当たったらしい。それを彼女に言ったら、彼女はファン友達と既にチケットを購入していたみたいで…
「しょうがないなぁ(笑)風丸にはいつも世話になってるし!」
「ありがとう、円堂!!!」
そして当日。周りは当然女子ばかり、男子は雀の涙ほどなので必然的に視線は二人に集中する。しかも風丸がイケメンとなるので尚更に女子達はガン見する訳で…今更、円堂は来た事に後悔するのであった。
ようやく時間になり会場に入る。前説みたいなのが終わり、出演メンバーが挨拶をするんだけど今日メインの三人が出て来た途端、悲鳴に似た歓声が会場に響き渡る。そう、ガゼルとバーンにグランだ。円堂はアイドルとかには特にうとい方なのだが、それでも知っている程に凄い人気であった。
「今日はギャラリーが、凄い可愛いよね♪」
その一言で、会場はさらにヒートアップ。だが、円堂達にしてみれば可愛いと言われても余り嬉しくはないだろう。
「俺はもうお気に入りを見つけちゃったぜ!」
っと言った時に、目が合ったと思ったのは気のせいだろうか?円堂はそれを考え過ぎだとして、その番組をみていた。だがやはり収録中もよく目が合う。何だろう?という疑問はその後、直ぐに解決されてしまう。
収録が終わり帰ろうとしていると、風丸の彼女が来てデートがしたいと言ってきた。風丸は「悪い!」と言いながら直ぐに帰ってしまった。風丸が行ってしまったので、一人で帰るしかない。街を歩いていると、とある車にクラクションを鳴らされ見てみると、窓が開きそこにはさっきまで見ていたアイドル達が居たのであった。円堂が理解できないままでいる所を、車に連れていかれ現在に至る。
「それにしても、守は本当に可愛いよね?俺、タイプだよ♪」
「ヒロト、そんなこと言ったら守がびっくりする」
「冗談だよ(笑)そんなに思い詰めないで!」
「おっ、おぅ!」
円堂が真剣に悩んでいるのを見て、これは時間をかければ自分の物になるんでは…と考える三人であった。
終わり
すみませんムこんな微妙な終わり方でム
ちゃんともちうさぎさんの要望に応えられたでしょうか!?
書き直しをご要望でしたら、受け付けますよ!?
3強×円というより、→になってしまいましたが続編は作りたいと思っています!
良かったら貰っていって下さい!もちうさぎ様、リクエストありがとうございました☆