黒バス

□拍手
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ヒキョウ者



「おい火神。もっと甘い声を出したらどうだ」
「…って言われたって、」
「まったく、可愛げのない奴なのだよ」
「……ッ、テメーのその変な人形のせいだろーがッ!! 萎えんだよ、気色悪ィモン傍におきやがって!」
「何を言うか。コレは今日の、」
「あーはいはい、どーせかに座のラッキーアイテムなんだろ。どうせオマエはムードよりおはよう占いをとる男なんだよな」
「違うぞ、コレはオマエのラッキーアイテムなのだよ。このトーテムポールをベッドサイドに置いておけば、しし座は一日中気分良くいられるのだ。それからおはよう占いではなくおは朝占いだ」
「……オレ、の?」
「そうなのだよ。オマエがキモチヨクなれるように人事を尽くしたのだ」
「…んだよソレ」
「なのにオマエときたら色っぽい声のひとつも漏らさないで…まったく、不感症なのかキサマは」
「ばッ! 違ェし!」
「まあいい。オレの繊細な指でオマエを絶頂に導いてやるのだよ」
「…感覚を研ぎ澄ますためにテーピングは外さないんじゃなかったのかよ」
「オマエの感覚を研ぎ澄ますためには外した方がいいだろう?」
「……変態オヤジか」
「オヤジとは言ってくれるのだよ。オマエとオレは同い年だろう」
「…変態はいいのかよ」
「フン。オマエのためなら変態にでも成り下がってやる」
「…んだよ、それ…」
「もう黙るのだよ」
「……ッ、」


んだよ、変人のくせに眼鏡外す仕草がかっこいいとか…っ、
ヒキョウだ!



END








緑間さん変態ですか。
テーピングのくだりのセリフを言わせたかったためにできた話。
てかミドリン、トーテムポールどこで手に入れたんだ/(^o^)\
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