黒バス

□物置
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高校生クイズを見ていたようです。


「…はぁー…すごいっスねこの人たち…」
「ん?」
「脳みそとかどうなってるんスかね、圧倒されるっス」
「あー、クイズの」
「火神っちもやっぱりできる男はかっこいいとか思っちゃったりする?」
「や、すごすぎてもうすごさがよくわかんねぇし」
「え」
「問題の意味すらわかんねぇからすごいも何ももう別世界。日本語にすら聞こえねえ」
「ちょ、アンタどんだけ…!」
「んだよ、お前はわかってんのかよ何がすごいのか」
「や、だから普通の人にはわからないことを平然と答えてるからすごいんじゃないスか。知識の豊富さっスよ、知識の」
「ふーん。オレはお前の方が断然すごいと思うけどな」
「、え!」
「すげぇよ、お前は」
「…ちょ、火神っちってばオレがすごいなんてそんな…! え、バスケの話? それともやっぱり夜の方……やだぁー火神っちのえっち! や、わかってるっスよ、わかってるっス! だってオレ、火神っちには努力も愛も惜しまないっスから! そりゃもうオレのテクニックを総動員して火神っちをキモチヨクすることだけを考えて日夜腕を磨くことを怠らないと言うかいや腕を磨くと言うよりもうパッションで動いてるってゆーか本能ってゆーか愛っス! そう、愛っスよ! オレから火神っちに与えるすべてのものはデッカイ愛の塊でできていてだからこそ火神っちにすごいと誉めてもらえるのは何よりの至福と言うか当然と言うかあーもー火神っち大好き! あいしてる! 今すぐここでいただいちゃってもいいっスか!」
「うん、そーゆーとこだよお前のすげぇのは」



END
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