黒バス

□物置
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おれ、安心したよ。
センパイのこと変人変人っておもってたけど、センパイ全然変人じゃなかった。
今までごめんな、なんかあるたび冷ややかな目で見ちまって。


だってさ、世の中には猫の顔に整形しちゃう人や、おっさんなのに赤ちゃんのかっこで過ごしてる人、猫とか塔とかと結婚しちゃう人だっているんだぜ。

人の生き方をとやかく言うつもりはないけどさ、やっぱりおれには理解できないし、そんな人に比べたらセンパイの変さなんてかわいいもんだったよ。



うん、センパイでよかった。

センパイ、好きだぜ。











「……火神、それ比べる相手がちょっと酷すぎないか…?」
「え? だっていい勝負っスよ」
「え、いい勝負なの」
「うん」
「………うん。オレも好きだよ、火神」



END
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