黒バス

□物置
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「ハンバーガー」

「しなしなのポテト」

「穴の開いた靴下」

「パンの袋」

「丸めたゴミ」

「笑顔」

「安らぎ」


「──そして、」



「無償の愛」






「…………え、と? さっきから何ぶつぶつ言ってんだ黒子」
「あれ? わかりませんか?」
「…わからないから聞いてんだよ」
「やだなぁ、火神君。照れなくてもいいと言うのに」
「………(何かものすごく嫌な予感)」
「今言ったもの、全て火神君がボクにくれたものじゃないですか」
「……………はい?」
「だから、火神君がボクにくれたもの、です。覚えてないんですか?」
「……いや、あの黒子さん? 後半は確実に、確 実 に 、あげた覚えないんですけど」
「火神君ってば本当かわいい仔虎ちゃんですよね」
「ねぇ、人の話聞いてる?」
「あとは、飲み終わったコーラのカップとか、」
「もしもーし」
「あ、使い切った消しゴムももらいましたね」
「………(ダメだこいつ)」



END
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