氷の世界

□4話
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翌日、朝起きると横には太宰さんの姿があって

あの後、疲れ果てたあたしが、其の儘寝てしまったことが容易に取れる

「おはよう。梓紗」

「おはよう、ございます」

一緒に家を出て、探偵社のビルの中にある1階の【うずまき】にて
一緒にモーニングを取った後

「おはようございます」

と言ったあたしに

「無事だったみたいだな」

え?

「太宰は?」

「下に居ると思いますけど」

「またか。まぁいいが」

「そう言えば、敦君がいないんですね」

「あぁ。何処かに行ったな」

何処かって何処ですか

探偵社の中で乱歩さんを中心に集まっていた時だった
急に探偵社の入り口が吹き飛んできた
しかも、扉の向こうには人も経って居て

「うわぁぁ」

「貴様たちは」

「失礼。探偵社なのに、アポイントメントを忘れていたな
其れから、ノックも」

薄気味の悪いおじ様だ事で

「“ポートマフィア”の黒蜥蜴」

ポートマフィア…?
彼らが…?

「用事はすぐに済む。」

指をさした途端後ろの人たちが一斉に構えた

銃撃に備えていたけど
全員、呆気なく探偵社にやられてしまった

「これだから襲撃は嫌なんだ
業務予定がまた大きく狂ってしまう」
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