月花に咲く雪花

□9話
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中也の帰ってこない任務なんてそうそうあるわけではない
有ってもすぐにあたしか治君に連絡が来るからだ

其れなのに…

「中也が帰ってこなかった…」

其れは、武装探偵社のあの名探偵の言っていた
言葉がずっと引っかかっているからと言うのもある

「本当に、あたしなんてよくなったのかもしれないなぁ」

適当な服に着替えて、マンションを出て行くと

「おはようございます」

!?

「おはようございます。確か、立海の先輩と話していた方ですよね」

「良く覚えていましたね」

そう話しかけて来た眼鏡2人

「私の名前は君島と申します」

「僕は三津谷です」

「君島さんに三ツ谷さんですね。
今日も先輩の所ですか」

「まぁ、そんな所です、
今日は学校が休みだと蓮二や毛利君から訊いていますが」

「そうみたいですね。
あたしは行くところがあるので、これで失礼しますね」

ペコリと頭を下げてあの人達から離れると

「その内、治君やあの名探偵みたく
見透かされそうで怖いわ」

==

「おはよーさんです」

「おはよう」

「何かあったんですか?」

「昨日の彼女と遭遇してね
中々興味深いのですよ」

「蓮二が調べても何の情報も出てこない彼女にね」

「柳が調べて、出てこないなんて事在るんですか」

「あるみたいだね」
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