小さな説
□BLACK OR WHITE?[完]
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『そういやキラ、今日も機嫌悪かったみたいだけど、どうかしたのか?』
『どうかしたのか、じゃないよ。なんだってアスランの周りはいつもうるさいの。まるでハエが集ってるみたいだよ』
『…キラ、いくらなんでもそれは言い過ぎじゃないか?』
『…アスランのバカ』
僕は今、恋をしている。幼馴染みの…男性にね。今もアスランと電話してたんだけど、ムカついて切っちゃった。だってさ、みんな僕たちの仲を邪魔するんだよ?それをちょっと愚痴っただけじゃないか。なのにアスランはいつもいつも、それは言い過ぎだって…アスランさ、僕のこと愛してるって言ってくれる。だったらあいつら邪魔じゃないか。普通は思うよね?外で僕たちがイチャついたり、それどころか会話の内容まで制限されるのは、アスランの周りにいるハエどものせいじゃないか。正直ウザったいんだよね。あの毒虫共…近付かないで欲しいなぁ。キレイなアスランが汚れるじゃないか。
BLACK OR WHITE?