Tales Novels

□Present for you♪
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「ティア?どうかしたのか?」
「あ…ガイにナタリア、お帰りなさい」

「お帰りなさい、ではありませんわ。そんな顔をして一体どうしたのです?」

二人に事情の説明を促されティアは一拍置いてから話し始めた。

「あの…」
そのとき同時にアニスがフロントにやってきた。

「ナタリア…ご…ごめんなさいっ!!」

「………ティア……?」

いきなり頭を下げられたナタリアは困惑してしまった。

「なぜ私に謝るのです?」

「ごめんなさい……私バチカル城でもらった服無くしたみたいで……」
バチカル城でもらった服、とはキムラスカのメイド服である。
ティアは申し訳なさそうにまたナタリアに頭を下げた。
「せっかくナタリアが気を利かせてくれたのに…」

「まぁ、そんなこと気になさらなくてもいいんですのよティア?」

ナタリアはそう言って励ましたがティアは納得していないようだ。

ガイがう〜ん、と首を捻り 「アニスかナタリアの荷物に紛れちまった…なんてことはないのかい?」
と提案するもティアは首を横に振る。

「そうか…アニスは何か知らないか?」

「えっ?知らないけどー?」
アニスはそう答えたが、次の瞬間背後から

「アニス〜?あやしいですねぇ何か知ってるでしょう♪隠し事はいけませんよー」

と声をかけられた。

「はうあっっ!!」
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