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□ミックス昔話劇場〜桃浦ルク太郎〜
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自分のもとに戻ってきたのは何かの運命かもしれない…
そう考えたお婆さんは、途中で倒れそうになりながらも、桃を家まで引きずっ…もとい運んでいきました。
「随分大きな桃だな…」
「ハァ…ハァ…、これだけあれば3日は保つかと…」
「しかし…味はどうなんだろうか…」
「なら早速…」
そう言ってお婆さんは懐から…
ジャキーーン!
「割ってみましょうかv(ニッコリ)」
満面の笑みで包丁を取り出し、心なしか黒いオーラを放ちながら桃を割ろうとしました。
「!!!!!!いっ…いや待て!!指など切ったら大変だから俺が切る!!」
その様子に余りに危険を感じたお爺さんは慌ててそれを阻止しました。
そして、桃を割ると中から一人の男の子が出てきました。