*書斎*

□Only reguiem
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僕が痛い場所なんて誰にも理解されないのに

僕の周りを彩るは汚れた朱


僕にたてついたんだからもう少し奇麗に散りなよ


『ー…つまんない、草壁。後よろしくね』


楽しい事なんて何処に在るの


渇望するモノさえない僕に


後どれだけの溜息を積もらせろと神は言うの


ビシャッと振り堕とされる鮮血


錆びた匂いにただ眉を潜める


こんな僕に神は何を臨むの


血の流れる音がしないこの心臓を動かし続けた果てに何が在るというの


この朱があの子供のモノなら違うのに


あの白肌を傷つけた指など腐り堕ちればいい

あの瞳を恐怖で濡らした僕の足音など風に掻き消されてしまえばいい


こんなにも


こんなにも大切なんだって


気付いても


もう扉は閉ざされたんでしょ?
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