*書斎*
□Happiness☆time
1ページ/6ページ
それはある晴れた月曜日の朝
『やぁ、おはよう、綱』
教室の扉を開ければ奇麗な奇麗な俺の恋人が俺の隣の席で柔く微笑んでいました
『………えぇっと、教室間違えた…とか』
『失礼だね。僕がそんなヘマする訳ないでしょ』
『で、でもっ、ここ俺のクラスだもー…』
雲雀さんが怖い顔した
眉キッて寄せて
にら、睨んでっ……
ぱたぱたと落ちる滴が教室の床に染み込む
辛いよぅ
苦しいよぅ
嫌わないで
もう
あの出会いの日に戻るなんて
甘えたな俺には出来ないんです
だって知ってしまったから
柔い微笑みを映した時の甘い疼きを
甘い指に梳かれる安堵感を
だから
だから
冷たくしないで
甘やかして欲しいのに
他でもない貴男だから
触れて欲しいと恋願うのに