*書斎*
□ぱぺ☆つな
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『綱吉っ…やっぱり捜し…に…………』
くいくい
『……えと……』
くいくいくいっ
何 何なの
この僕のズボンの裾を引っ張る凄まじく愛くるしい生き物は
うん リスだよね
ちっちゃい耳にふわんふわんの尻尾だもの
リス以外の何者でもないじゃないか
『雲雀さぁんっ』
でも
『うぇえっ…良かったぁっ、雲雀さんに逢えてぇっ』
この僕の足にしがみつく懐かしい泣き虫は
『綱吉ーーー!?』
キーー……ン
『ふ…ふぁい…俺ですぅ…』
『!!つ、綱吉大丈夫!?』
『あぅう〜耳がじんじんしまふ〜』
しまった
僕とした事があまりの非現実についていけなかった
なにせ今の綱吉はちょうど僕の手乗りサイズ
さっきの僕のレアな大声に耐えられる訳がない