*書斎*

□ぱぺ☆つな
2ページ/5ページ



『綱吉っ…やっぱり捜し…に…………』


くいくい


『……えと……』


くいくいくいっ


何 何なの


この僕のズボンの裾を引っ張る凄まじく愛くるしい生き物は


うん リスだよね


ちっちゃい耳にふわんふわんの尻尾だもの


リス以外の何者でもないじゃないか


『雲雀さぁんっ』


でも


『うぇえっ…良かったぁっ、雲雀さんに逢えてぇっ』


この僕の足にしがみつく懐かしい泣き虫は



『綱吉ーーー!?』


キーー……ン


『ふ…ふぁい…俺ですぅ…』


『!!つ、綱吉大丈夫!?』


『あぅう〜耳がじんじんしまふ〜』


しまった


僕とした事があまりの非現実についていけなかった


なにせ今の綱吉はちょうど僕の手乗りサイズ


さっきの僕のレアな大声に耐えられる訳がない
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ