想イ

□希望
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目を閉じれば

迫りくる闇


光の裏側に闇があるように


希望の裏側には絶望がある


幸せに溺れた人間はきづかない


その幸せが、犠牲の上に成り立っていることを…




愚かな人間は、いつその事実に目を向けるだろうか…


愚かな人間は、いつその事実を受け入れるだろうか…


いいや、それはない。


何故ならば、愚かでなければ、貪欲という感情に支配される事はないのだから。



そして、君の存在が、希望であり、絶望だった…



もう一緒にはいられないと


"覚悟"した



だから、逃げ出すのだ。



君からも


世間からも


国からも


世界からも


希望からも


絶望からも


笑顔からも


涙からも


この世の全てから


逃げ出すのだ…


目を閉じて


耳をふさいで


口をつぐんで


闇のさらに奥へ…


二度と闇に捕まらないように


誰にももう捕まることはない。





もしこの絶望という闇の淵から救いあげるとしたら…



それは君だけ…











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