想イ

□好きと
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君があまりにも



"嫌い"



と、そういうから



自分も



そうなろうと思った



結構興味があった人に言われるとずっしりとくるモノがあって…



だから、忘れようとした



言葉の意味も



視線の意味も



顔色の意味も…



全て自分の思い込みだと



忘れようとした



なのに君は



近寄らないくせに



遠ざからない…



ある一定の距離を保って



動かずにいる



ある時、



"嫌い"



は、わかる。でも、



"好き"



は、わからない



そう言った。



だから、唐突に理解した



"自分の気持ちに、きっと気付いていない"



と。



そして、君がその気持ちを理解した時、君の目は生き生きとした。



だから、あえて気付かないフリをする。


あえて気の無いフリをする…



そして君から言葉を発した時、全てを明かす。



君が自分の気持ちに気付く前に自分は気づいていたと。



それまでは、ただひたすらに、心の中に…








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