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□COMFORT
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そんな羽沙希を知ってか知らずか、笑太は未だに駄々をこねる子供のように不満だ、を連呼している。普段はきりっとしているのに、と羽沙希は駄目な大人の一面を垣間見た気がした。



「………ウサギさぁ」

「羽沙希です」

「ちっとは俺を慰めようとはしねぇの?」

「……………大丈夫ですか」

「違うだろ、この場合は」



じと目で見られ、羽沙希は分からない程度に眉を顰めた。
慰める、とは他にどの様な言葉を発すれば良かったのだろうか。それともヨシヨシと頭を撫でるのか?

………………………途轍もなく恐ろしい行為。
相手は総隊長殿。その人に子供相手の様に接しれる人間がいるのならば拝んでみたいものだ。しかしそれが総隊長の望みなら、しないともしかしたら後が怖い…

黙ったまま考え込む様に下に目線をずらしている羽沙希を見て、笑太はにやにやしている。
自分の言葉を一つ一つ真に受けてくれるこの几帳面さ。






可愛いじゃないか。(鼻血



言葉数少ないがこの素直さ。最近じゃあ、まだ堅いが表情も優しい時が増えた。




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