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□NOTICE!!
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「それはこちらの台詞です。早く立ち去って下さい。藤堂が僕に甘えれません」

「何言ってんの。羽沙希くんは僕に甘えたいんだよ。ねー?」

「は、ふざけんなっつーの!羽沙希が甘えるなら特刑トップで一番年上の俺だろ」



何か、醜い男の争いになってるよ…
ギャンギャンまた騒ぎ始めた野郎共を尻目に、俺はカレーうどんの汁を飲み干した。辛い。
どうしたもんかね、と悩んでいると藤堂が飲みますか?とペットボトルを差し出した。有り難かったが正直怖い。こんなん、あいつらに見られたらと思うと…だけど俺、下心ないもん。丁度喉渇いてるし、幸いあいつらも口喧嘩に夢中で気付かないだろう、と判断して俺はサンキュ、とそれを受け取った。

さてどうしよっか…いい加減仕事しろよ、と思いつつ止められない俺はちびちびお茶を飲む。藤堂はただじーっと三人を眺めるだけ……………………んぉ?



「と、藤堂…?」

「はい」

「今、何考えてたか、素直に教えてくれ」



だって、今、口角上がってた…つまり笑ってた!あの藤堂が!鉄仮面で養成所時代でも無表情(藤澤奏澄の前ではどうだったか知らないけど)だった藤堂が……………いやいや、何でアレ見て笑えんの!?

ドキドキしながら回答を待ってると、藤堂はさらりと答えた。



「仲良いな、と」

「……………………………え、それだけ?」

「はい」



綺麗に言い切った藤堂は、どこか寂しそうな顔をして、三人を見ていた。

まさかとは思うが、お前…
自分の取り合いとも気付かずに、更にあの喧嘩が羨ましいとな!?いや、羨ましいとかじゃなくて、ただ単に寂しいのかな…自分だけ蚊帳の外で皆ワイワイやって、てか?

そんな…

そんなの…………





「可哀相だろバカ野郎共ー――――――――!!!!!」

「うわっ何キレてんだこいつ!」

「キレるわ!!もっと藤堂を大切にしてやれよこの馬鹿!!!もう良い!!藤堂は諜報課が貰う!!!」

「「「はぁぁ!!?」」」

「!」

「大丈夫だ藤堂!目一杯俺が構って遊んでやるからな!」










その後、三上部長が駆け付ける程の大騒ぎになり、俺達はこってりと怒られました。(まさかこの歳で正座させられるとは)
やっぱりあいつらとは絡みたくないなぁ、と思いました。



…でも説教が終わった後に藤堂が少しはにかむように有り難う御座います、と言ったのが嬉しかったです。





END




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