夢2
□耳かき
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「あー……」
何で私は彼氏でもない奴の耳を膝枕までしてしてやっているのだろう。しかもあっちだ、こっちだ、違うだ、と注文が多い。
「次は左、左」
そう言いゴロリと顔を私の方に向けた彼の顔を見ていきなり心拍数が早くなった気がした。
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(いっ……、いってぇ!沙耶、テメェ!)(あ、ごめん。手元狂っちゃった)
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