夢2
□恋思考は乙女チック
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――恋は盲目。
「ねー、おかしいよねー」
そう言い学校の飼育小屋にいる小さな兎を抱き抱え話しかけた。
「ここのところずっと顔見れなくてさぁ」
「テメェ……何してんだよ……」
その声が聞こえた瞬間胸を締め付けられるような感じがした。
「何って……、うさちゃんとお話中?」
「お前にそんなメルヘンチックな趣味があったなんて初めて知ったぜ」
はっ、黙れ。私だって初めて知ったわ!
そんな心境を胸に彼を睨むと何故か勝ち誇った顔の彼がいた。
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多分この気持ちに気付いていないのは私だけだ。