夢2

□三蔵一行と買い物
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「ねぇ?私、買い物行ってくるけど何か欲しい物ある?」
 
 
 
 
 
私がそう言った途端にピシャーンッとかいう雷音(効果音?)が聞こえた気がした。
 
 
 
 
 
皆を見ると悟浄と悟空は喧嘩をしていた途中のまま固まり、
 
 
 
 
 
八戒は優雅に飲んでいたお茶を溢し、
 
 
 
 
 
三蔵は煙草をポトリと下に落としていた。
 
 
 
 
 
「ちょ、わーっ!!三蔵!煙草、煙草!」
 
 
 
 
 
慌てて床に落ちた煙草を拾い灰皿に押し付けた。
 
 
 
 
 
「もう……、皆どうしたの?おかしいよ?」
 
 
 
 
 
腰に手を当て頬を膨らますと悟空が私の肩を掴みガクガクと揺らして考え直してくれよ!と訴えてくる。
 
 
 
 
 
何 を 考 え 直 す ん だ 。
 
 
 
 
 
「だから皆おかしいよ!私が買い物に行くのがそんなにおかしい?!」
 
 
 
 
 
これで少しは静かになるは――……「おかしい!」
 
 
 
 
 
悟浄、貴様!
 
 
 
 
 
「我らの姫が迷子になっていなくなってでもしたら俺様泣いちゃうぜ?」
 
 
 
 
そう言って後ろから私を抱き締めた悟浄。
 
 
 
 
 

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