夢3

□放課後の待ち伏せ
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「沙耶さん、お待ちしてましたよ。さぁ、一緒に帰りましょうか」
 
 
 
 
 
あぁ、この状況どうやって乗り越えましょうか。今は放課後、彼氏こと雲雀恭弥は応接室であろう。そして私の前に立ちはだかる変態パイナポー、六道骸。
 
 
 
 
 
「えーっと……、無理です」
 
 
 
 
 
「なぜです?」
 
 
 
 
 
「恭弥に駄目って言われてるんで」
 
 
 
 
 
普通の人ならここで潔く引くのだが六道骸は違う。いきなり私の腕を掴み不敵に微笑む。
 
 
 
 
 
「む、骸さん……?」
 
 
 
 
 
「クフフ、そんな照れ隠しは無駄ですよ」
 
 
 
 
 
「ちょ、違うし」
 
 
 
 
 
必死に拒否る私を無視して骸さんは私の腕を引っ張りスタスタと歩きだす。踏ん張ろうとしたがやはり力には敵わなく、前のめりになり自然と足が前に出てしまう。
 
 
 
 
 
「む、骸さ……」
 
 
 
 
 
「何してるの?」
 
 
 
 
 
背後から声がし、後ろを見るとそこにはトンファーを構え不機嫌な顔でこちらを見ている恭弥がいた。
 
 
 
 
 

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