夢4

□連呼
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「沙耶?」
 
 
 
 
 
久々に沙耶が来てくれて、二人でゆっくりとしていた……はずなのだが、なぜかいつの間にか寝てしまっていて隣にいたはずの沙耶がいなくなっていた。
 
 
 
 
 
「沙耶、沙耶!」
 
 
 
 
 
何度目かも分からない程名前を呼んだ。しかし沙耶の声は無い。必死になって一部屋一部屋探していく。
 
 
 
 
 
そして、キッチンを覗けばそこには何かを作っている沙耶がいた。
 
 
 
 
 
「あれ?つよし?」
 
 
 
 
 


その向けられた無邪気な笑顔と、鈴を転がしたような声が私を安堵させた。近付いて抱き締めると沙耶は耳まで赤くし、どうしたのと問い掛けてくる。
 
 
 
 
 
「全く、いなくなったかと思ったわよ……」
 
 
 
 
 
「えと、ご、ごめんなさい……」
 
 
 
 
 
申し訳なさそうに、こちらを見てくる沙耶。優しく頭を撫でると安心したのか抱き着いてきた。もう不安にさせないで。ずっと私の傍にいて。
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(つよし髭伸びてるよー?)(……ムードぶち壊しね)
 
 
 
 
 


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