夢4

□子供扱いには裏がある
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家に着き、ソファーに座っていると鮮やかに盛られたお皿が二人分。そして左には照れくさそうにして食べる事を勧める沙耶。
 
 
 
 
 
「あ、美味しい。沙耶って料理上手かったんだ」
 
 
 
 
 
よしよしと頭を撫でれば子供扱いしないで!と左に少しずつ自分を遠ざけられる。
 
 
 
 
 
「ほらほら、そんなに怒るなよ。飯が冷めるよ。食べさせてあげようか?」
 
 
 
 
 
「ま、また悠はいつも私を子供扱いして!」
 
 
 
 
 
立ち上がろうとする沙耶を押し倒して、口を開く前にキスをした。酸素が恋しくなったのか唇を少し開いた瞬間、舌を差し入れ頭を片手で固定する。
 
 
 
 
 
「ん、むぅ……っ」
 
 
 
 
 
唇の隙間から漏れる声。それはいつもの沙耶の声と違い僕を欲情させる。唇を離し、そのままそれを下へと移動させ首筋に移す。
 
 
 
 
 
「――――ひっ……」
 
 
 
 
 
強く吸い付けば赤い痕が一つ。それを愛しく思い一撫ですると沙耶がぴくりと反応する。
 
 
 
 
 
「これでもまだ子供扱いしてると思う?」
 
 
 
 
 

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