NOVELS

□死の後
1ページ/4ページ


「ん、ふぅ……」

声を我慢するような音が漏れる。

「や、あ‥や…」

ちゅくぢゅく

卑猥にも粘りある水音が高く響く。

「ウ、ォル…も、」
「あぁ。イッてイイぞ、スコール」
「ん、ああぁぁあ!!」

自身からは白く濁った液体が吐き出された。





「大丈夫か、スコール?」
「…大丈夫だ」

スコールはそっぽ向く
大丈夫
彼の言う大丈夫は信用ならない

「スコール、今日は一日ココにいろ」
「ッ!?」

スコールが反論の意を唱える前にその口を手で塞ぐ

「一晩中してたんだ‥今日は寝ているんだ」
「………」

何か訴えたそうな瞳がウォルを睨む

「わかってくれ、スコールのためだ」
「………わかった」
「イイ子だ。」

柔らかい口付けがスコールに落ちる
スコールは照れ臭そうに表情を崩した
この暖かく柔らかい時は永久にとは言わない
この戦いの日々が終わるまでは続くと信じてた



.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ