小説

□恋し人2
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 白い指先から刀を奪い、自分のそれと絡めた。
 右手は着物の裾を割り、総悟の自身を暴き出す。

「ん、うぁっ・・・っく・」

 先程のキスに感じたのか、それは既に半達ちの状態だった。

「もう感じてんのか。淫乱」

 薄笑いを浮かべていってやれば、総悟は顔を赤くした。

「好きな奴と・・・・キスして、感じないほうが、おかしい・・でさぁ」

 なにこれ。
 マジでこれ、総悟?
 凄く可愛いんですけど。

 「ちょ、やめっ!あんっ、・・くふっ・・あっ・・・ひ、ひじかっ!」

 なにやらこっちまで赤くなってきそうで、早急に扱く。
 他人の手でされた経験がない所為か、総悟のソレは成長が早く、面白いほど乱れてくれる。
 普段は憎まれ口しか叩かない唇が、今は女顔負けの嬌声を挙げていて。

 「くそっ・・・」

 自制ができない。
 急かされるように袂を開き、熟れた乳首に齧り付く。

「ひゃん!!」

 甲高い悲鳴が聞こえ、背が撓った。
 左手でもう片方を押しつぶすようにいぢりながら、舌で硬くなった其処を嬲る。

「も・・・・うっ、イヤだ・・・・ぁ、土方さ・・んっ・・・」

 右手に感じる総悟は、張り詰めて先走りを溢していた。

「まぁ、待てよ」

 親指と人差し指で根元を締めると苦しげに呻いた。

「っつあ、やぁ・・・・じ・・らす・・・な・・」

 抗議の言葉を聞かない振りして、総悟を口に含む。

「やん!」

 思ってもみなかったことをされたせいか、総悟は狼狽する。

「やめてくだせぇっ・・!そんなっ、汚い・・・っあ、あっ、あっ」

「お前にきたねぇトコなんてねぇよ。気持ちいいんだろ」

「やめっ、しゃ・・べんなっ、うぁ・・やぁ・・」

 イきたくてもイけないもどかしさに総悟は涙を流す。

「イきたいんだろ?イイって素直に言えよ」

 着物の裾から伸びているほっそりとした脚が扇情的に足掻いていた。

「言うまで、やらねぇ」

 その白い太腿が柔らかそうで、総悟自身から口を離し、軽く食んだ。

「ふぁっ!」

 そのまましなやかな脚の内側に花びらを散らしつつ、足裏まで舐める。
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