小説

□拍手(ロボ沖シリーズ)
2ページ/8ページ

ロボ沖ある日の会話A


「土方さん、起きて下せぇ。ひーじーかーたーさーん!」

「うーん・・・あと、五分だけ・・・」

「ダメでさぁ。起きなせぇ・・・チュッ」

「!?」

「あ、起きた」

「なっ、おまっ、何して・・・!!」

「こうやったら起きるって、絵本に書いてあったんでィ」

「・・・茨姫か。頼むから普通に起こしてくれ」

「わかりやした」



次の日。


うぞうぞ。

「ぎゃあああああ!!」

「あ、起きた」

「何してんだテメー!?中に入ってきたらどーすんの!!」

「大丈夫でさぁ、ちゃんと尻尾は掴んでまさァ」

「大丈夫じゃねーよ!気持ち悪ィ!何で人の耳にミミズ入れようとしてんだ!?」

「だって、辞書に『ねみみにみみず』って書いてありやしたもん」

「水だ水!!」
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ