小説
□恋し人2
3ページ/3ページ
。
きっと初めてで恐怖もあるだろうに、俺に全身を明け渡してくれている。
愛しさが込上げてきて、総悟自身に口付けを送った。
「そうゆうのはやめてくだせぇ、キスができなくなっちまう」
返事の代わりに、伸び上がって唇にキスをして、後ろの穴に人差し指を付け根まで挿入する。
「んんっ!」
流石に身体が強張ったが、キスを深くつなげてやるとゆっくりと力が抜ける。
中指も入れて、中をかき乱すと息が荒くなった。
「痛いか?」
「んんっやっ、なんか、へんっ」
少しでも楽にしてやろうと、片手で総悟の萎えた前も弄る。
「あっふっ、いや、そこっ!!!」
「ココか?」
内壁のしこりのようなものをぐりぐりと刺激すれば、握った前も硬く起ち上がった。
「やだやだやだやだっ!!」
そんなところで感じるのが信じられないのか、狂ったように総悟が喚く。
涙が零れ落ち、俺の名を呼ぶさまに自分の物が一回り大きくなる。
ああもうむりだ。
すばやく指を引き抜くと、強張っていた身体が緩んだ。
「総悟っ!!」
その瞬間に自分のブツを捻じ込む。
「!!!!!!!!!!!」
声にならない悲鳴が上がった。
信じられないほど熱くてキツイ内壁。
「総っ、もっ、少しっ、力、抜けっ・・・!」
先っぽだけ入れた状態なのに、総悟は痛みで泣き言を漏らす。
「ムリっでさ、そんなデカイのっ、入ンねぇっ!」
とはいえ、こちらも進むことも抜くこともできず、食いちぎられそうで苦しいのだ。
なんとかしたくて、痛みで萎えた総悟の前を無茶苦茶に扱き出す。
「ひゃっ、いやっ、そんなっ・・・!」
扱くと後ろの痛みが薄れてきたのか、少しずつ挿入できるようになった。
先程見つけた総悟のイイトコロを激しく突く。
「ひじかたさんっ!!」
最後の抵抗が消え、背に廻った手が背中に爪を立てた。
その痛みすら、快楽に落ちていく。
「はぁ、っつあ、やっあっぁっぁっぁ!!!!!!!!!!!!!!」
「・・・・っつあ!」
激しく狂おしく互いを求め合う。
精神が飛ぶ刹那。
淡い桜色の幻影が見えた気がした。