小説

□恋し人2
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 きっと初めてで恐怖もあるだろうに、俺に全身を明け渡してくれている。
 愛しさが込上げてきて、総悟自身に口付けを送った。

「そうゆうのはやめてくだせぇ、キスができなくなっちまう」

 返事の代わりに、伸び上がって唇にキスをして、後ろの穴に人差し指を付け根まで挿入する。

「んんっ!」

 流石に身体が強張ったが、キスを深くつなげてやるとゆっくりと力が抜ける。
 中指も入れて、中をかき乱すと息が荒くなった。

「痛いか?」

「んんっやっ、なんか、へんっ」

 少しでも楽にしてやろうと、片手で総悟の萎えた前も弄る。

「あっふっ、いや、そこっ!!!」

「ココか?」

 内壁のしこりのようなものをぐりぐりと刺激すれば、握った前も硬く起ち上がった。

「やだやだやだやだっ!!」

 そんなところで感じるのが信じられないのか、狂ったように総悟が喚く。
 涙が零れ落ち、俺の名を呼ぶさまに自分の物が一回り大きくなる。
 ああもうむりだ。
 すばやく指を引き抜くと、強張っていた身体が緩んだ。


「総悟っ!!」

 その瞬間に自分のブツを捻じ込む。

「!!!!!!!!!!!」

 声にならない悲鳴が上がった。
 信じられないほど熱くてキツイ内壁。

「総っ、もっ、少しっ、力、抜けっ・・・!」

 先っぽだけ入れた状態なのに、総悟は痛みで泣き言を漏らす。

「ムリっでさ、そんなデカイのっ、入ンねぇっ!」

 とはいえ、こちらも進むことも抜くこともできず、食いちぎられそうで苦しいのだ。
 なんとかしたくて、痛みで萎えた総悟の前を無茶苦茶に扱き出す。

「ひゃっ、いやっ、そんなっ・・・!」

 扱くと後ろの痛みが薄れてきたのか、少しずつ挿入できるようになった。
 先程見つけた総悟のイイトコロを激しく突く。

「ひじかたさんっ!!」

 最後の抵抗が消え、背に廻った手が背中に爪を立てた。
 その痛みすら、快楽に落ちていく。

「はぁ、っつあ、やっあっぁっぁっぁ!!!!!!!!!!!!!!」

「・・・・っつあ!」

 激しく狂おしく互いを求め合う。
 精神が飛ぶ刹那。

 淡い桜色の幻影が見えた気がした。
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