その他

□馴れ初め
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素直になれなくて

ケンカして

アイツは嫌いだ

そう言っておきながら

心のどこかで真逆のことを思った

あの白銀の瞳が忘れられない

あの月明かりを浴びて輝く銀髪が忘れられない

あの時のアイツの悲しげな笑顔が忘れられない

あの時のアイツの涙が忘れられない

側にいたい

そう思ったのはいつからだろう…?








不器用な彼
  不器用な僕








「バカモヤシ」

「パッツン侍」

「エセ紳士」

「万年抜刀男」

「女顔」

「童顔」

「単細胞侍」

「二重人格」


食堂で偶然会ったらしい二人のエクソシスト

アレン・ウォーカー

神田ユウ

は、口ゲンカを繰り広げていた


(いつも思うけど、よくケンカするさねぇ…
まぁ、まだイノセンスを発動してないだけましか…)


オレは傍観しながらオムライスを口に運んだ


(それにしても……こいつらもどかしいさね)


どこからどう見てもこの二人は相思相愛だった。けど、お互いに不器用だからこんな風にケンカという形にしかできないでいる


(そもそもユウが子供みたいなことしかできないのが問題なんだよな)


好きな子をいじめてしまうというやつか?そう思いながら立ち上がった


(いっちょ…手伝ってやるか♪)


あくまで食器を返すフリ。そうしながら






アレンにぶつかる






「うわっ!!」

「!?危ねぇ!!」


よろけたアレンをしっかり抱き抱えたのはユウ


「ラビ!!てめぇ気をつけろ!!」

「わりぃわりぃ…ゴメンな、アレン!!」

「い、いえ……////」


ユウはまだ気付いてない


「……あの…神田………////」

「あ?」


アレンが控えめに言う


「………離して……くれません……?」

「…………………は?」


ユウは自分の腕の中にいるアレンを見て






固まった






「ッッツ!?!?!?」


ようやく気付いたユウは急いでアレンを離した
そして、


どんっ


後ろから来ていたクロちゃんとぶつかって、前のめりになり、






アレンの唇にユウの唇が当たった






「んぅ!?」

「んっ!?」


これこそ……ハプニング……?


「ッ〜////!!」


アレンは真っ赤になって走っていった


「おいっ!!」


それをユウは追い掛けていった






オレが見たのはここまで
けど、
二人に何があったのかなんてわかりきっていた








教団一のカップルが生まれた
















アトガキ
できてます!?馴れ初めになってます!?私的に二人はラビ(その他モロモロ)によって結ばれてたらいいなぁと思っています。こんなのでスミマセンデハデハ

>素晴らしいです!!平伏します!何でこんなにぎこちなくて可愛くできるんでしょうか!!

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