銀魂BL小説

□仕掛け
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んだぁ…ヅラの奴。
俺が授業してるって時に寝てやがる。
せっかくヅラと良く目が合うようにヅラの席を一番前にしたのによぉ…
「はい、じゃあ早いけど授業終わりー全員食堂行けー但し静かにな」
俺の言葉に対して眼鏡が静かに言った。
「何で静かになんですか」
「空気読めるなら早く食堂行けー」

取りあえず全員食堂に行った

ヅラは寝たまま…

「おいヅラぁ」
俺はヅラの机にもたれながら言った。ヅラは起きない。

暇だからヅラの机に腕を置き、しゃがむ。
ヅラの寝顔を観察した。

…女みたいな寝顔してんなァ…
否、女より綺麗だろ。
なんつぅか女と違ったなんかが…。
あーなんか性欲沸いてきた
ヤベェヤベェ教師だろ俺!
キスしてぇ…。


キスくらい、いいよな?

ちゅ

「…ん…?先生…?」
「ん、ぉ、おう桂。あれぇ先生起こしちゃった?」

「…ていうか、先生。今何かしました?」

直球だコイツゥゥウ
ま、まぁいい。キスしたもーん。開き直ればいいさ。

「あぁ。キスした。」
「え」
さらりと言う俺にヅラが驚き固まる。

「キス…?」
「キス。」
固まりが溶けて桂がまた聞いてきた
「何で…俺に?」
何でって…

「決まってんだろ。桂が、好きだから。」


「好きだ」
俺はこう言ってもう一度ヅラにキスした
今度は、深く。長く。

「ん…っ…」
桂から声が漏れる。

唇を離すと桂は少し息が乱れてた。
「これからは俺の授業で寝るなよ。お前を見る為にお前を一番前の席にしてんだ
からよぉ。」
「やっぱりくじに仕組んでたんですね。」


「ていうか返事は?」
「え?」
やっぱりコイツは鈍感だ。
ていうか忘れてんじゃねーよ

「先生、ヅラに好きって言ったよね?」
「あ、はい」
ヅラは理解したらしく答えをだそうとしてるが言い難そうだ

「俺も、先生が好き」
最後は消え入りそうな声で静かに言った。
コイツなりの精一杯なら今はこれで許してやる。
今度はヅラからキスしてもらいてぇな・・・

END

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